2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財細胞チップを用いた全血中のがん細胞検出細胞チップを用いたCTC検出システム(A)および細胞チップ上での白血球の配列(B)● マイクロチップ技術を用いて、数百万個以上の細胞を単一細胞レベルで同時に解析する技術● 特開 WO 2010/027003(2010/03/11)13/060531(米国)、09811528.0(EPC)「細胞検出方法及び該方法に用いるマイクロアレイチップ」 1枚のチップで、180万個以上の白血球を均一かつ単一層に配置する高集積型の細胞チップの開発に成功しました。本細胞チップを用いて、全血中の白血球画分に混在する極少数のがん細胞を定量的に検出し、さらにチップ上でこれらの標的がん細胞の抗体多重染色を行うことができました。本細胞チップを用いることによって、細胞レベルで正確かつ操作性の高いCTC検出システムを確立しました。(PLoS One 7, e32370, 2012) がん細胞が他臓器へ血行性転移する際、血中に存在するがん細胞を血中循環がん細胞(Circulating Tumor Cell、CTC)と呼びます。CTCの解析は、転移がんの予後予測等に期待されていますが、CTCの割合は血液10ml(白血球約5千万個)中に数個といわれており、従来法では検出感度や擬陽性等の問題があります。本研究では、全血中の白血球を均一かつ単一層に配置し、その中の極少数のがん細胞を正確に検出できる細胞チップを開発することにより、転移がんの新しい早期診断システムの構築を目指しています。 ●世界最大級の細胞数を均一かつ単一層に配置し、高感度検出が可能 ●簡易操作で正確に検出でき、検出後の詳細な機能解析も可能 ●血中循環がん細胞を正確に解析できる転移がんの早期診断システム■ 研究担当:山村昌平/八代聖基/片岡正俊 ■ 健康工学研究部門 バイオマーカー解析研究グル-プ■ 連携担当:達吉郎 /小高正人 血中循環がん細胞の検出を目指した細胞チップの開発● 研究拠点四国センター92ライフサイエンス分野第6会場L-13L-13

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