2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財始原生殖細胞を用いたニワトリ遺伝子組換え卵管特異的抗体医薬高発現技術● 遺伝子組換えニワトリを用いた組換え蛋白質の生産研究●ニワトリ卵管組織特異的な遺伝子高発現技術● 特開2011-010598 (2011/01/20)「鳥類卵管細胞を用いた抗体製造方法」謝辞: 本研究の一部は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「産業技術研究助成事業」により行われたものです。 遺伝子組換えにより鶏卵中に有用蛋白質を生産する為に、卵管組織(卵白の蛋白質を生産する組織)特異的に高効率に有用蛋白質を発現誘導することが必要です。私たちは従来の40倍以上の高効率でニワトリ卵管細胞に抗体医薬を発現誘導しました。さらに、鶏卵に抗体医薬を生産することを目指し、始原生殖細胞を用いたニワトリ遺伝子組換えに取り組んでいます。いくつかの要素技術の開発により、組換え細胞を生殖巣に含む生殖巣キメラニワトリを樹立しました。今後、交配、後代検定作業を経て、組換え個体の樹立と鶏卵の解析を実施します。 近年、抗体医薬など有用蛋白質の需要は増大を続けていますが、高い生産コストが問題となっています。鶏卵は安価で豊富な蛋白質を含むことから、遺伝子組換えにより卵白成分の一部を有用蛋白質に置き換えることができれば、有用蛋白質を安価に生産可能と考えられます(いわゆる金の卵を産むニワトリの樹立)。本研究では抗体医薬をモデル蛋白質とし、卵白に効率良く抗体医薬を分泌する技術や組換えニワトリ作製技術の開発を行い、鶏卵中に抗体医薬を大量生産する技術の開発を目指しています。 ●遺伝子組換えにより鶏卵中に有用蛋白質を大量生産する技術を研究 ●卵管細胞特異的に抗体医薬を高効率に発現誘導 ●生殖巣キメラニワトリを樹立、鶏卵バイオリアクター化に繋げる■ 研究担当:大石勲/吉井京子/小島正己 ■ 健康工学研究部門 バイオインターフェース研究グル-プ■ 連携担当:達吉郎 /小高正人 ニワトリ遺伝子組換えによる有用蛋白質大量生産技術の開発● 研究拠点関西センター85ライフサイエンス分野第6会場L-06L-06

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