2012年研究カタログ
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共同開発の経緯開発支援の内容と工夫製品の概要と特徴連携可能な技術試作装置の外観全自動バイオアッセイ装置の概要●細胞を用いたバイオアッセイ謝辞: 本研究はH23年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)「金型成形プラスチックマイクロ流路型チップの加工精度による実用的なバイオアッセイシステムの開発」により行われた(株)生体分子計測研究所、(株)アレナビオ、筑波大学との共同研究の成果です。● 迅速で簡便な全自動バイオアッセイ装置の開発● 細胞培養、試験物質への暴露、細胞応答の検出までをシステム化● 細胞を用いた機能性食品、医薬品、化粧品の安全性評価に有効 産総研では、特殊な装置や材料を用いることなく細胞の接着性を制御できるフィルムの開発に成功していました。一方、(株)生体分子計測研究所では、マイクロ流路チップを利用した全自動の迅速ELISAシステムを商品化し、次のターゲットとして生きた細胞を対象にした装置開発を検討していましたが、マイクロ流路内における細胞操作が課題となっていました。この問題を産総研の独自技術である同フィルムを用いて解決し、さらに、小型インキュベーター、検出装置、溶液の分注・排出装置、制御ソフトを開発して細胞を用いたバイオアッセイを全自動で行える装置を作製しました。 細胞を用いた薬剤、食品添加物、環境ホルモンなどの安全性や有効性の評価が広く普及すれば、動物を用いた試験を減らすことができ、コスト面や倫理的観点から有用です。しかし、煩雑な操作性、個人の手技に依存する再現性や長い検査時間などの問題があります。そこで、我々は、これらの問題を改善するため、企業との共同研究により、加工精度を向上したマイクロ流路型チップを利用して、培養、試験物質への暴露、及び、細胞応答の検出までをシステム化した迅速で簡便な全自動バイオアッセイ装置の開発を行っています。■ 研究担当:山添泰宗 ■ 健康工学研究部門 ストレスシグナル研究グループ■ 連携担当:産総研ライフサイエンス分野研究企画室 細胞を用いたバイオアッセイのための全自動装置の開発84ライフサイエンス分野第6会場L-05L-05

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