2012年研究カタログ
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■ 研究担当:成田英夫 ■ メタンハイドレート研究センター■ 連携担当:海老沼孝郎 メタンハイドレート資源の開発ハイドレートとビジネスチャンス研究のポイント研究のねらい研究内容 ●新たな天然ガス資源であるメタンハイドレート資源からの生産手法の開発 ●生産性・生産挙動、地層変形などを精度良く予測するシミュレータの開発 ●メタンハイドレート資源開発用の新たな生産技術、生産機器の開発 世界的な燃料低炭素化の潮流の中、天然ガスは環境特性に優れた化石燃料であるため、先進諸国を始め世界的に消費が増加しています。また、液化天然ガス長期契約が更新時期を迎えているわが国にとって、その長期的な安定供給確保のための取り組みは重要な課題です。このため、日本周辺海域を始め世界的に分布し、新たな天然ガス資源として期待されているメタンハイドレート資源から天然ガスを経済的かつ安全に生産するための技術開発を行っています。 メタンハイドレート資源は、一般に永久凍土地帯および大水深の海底下200m~300mの砂質堆積層に存在しています。在来型の油ガス田開発技術にはない以下の特徴を踏まえながら開発する必要があります。①開発対象が大水深の浅層に存在②開発対象が未固結堆積層③生産時の貯留層特性の大きな変化 このため、メタンハイドレート貯留層の分布や原位置での特性と生産時に地層内で起きる現象を様々な実験装置や解析を通じて、数値解析できる生産シミュレータや地層変形シミュレータを開発しています。これまでに、効率の高い生産手法として減圧法を開発し、連続的に生産できることをフィールドにおいて実証しましたが、商業的な生産技術としての信頼性を高めるため、より回収率や生産量の高い生産手法・生産システムの開発、長期にわたる生産障害の解析と対策技術の開発、安定・安全な操業を可能とするための坑井の健全性評価や地層変形予測技術の高度化などの新たな生産技術の整備を実施しています。● 特許公開情報2006-096779号(H18/04/13)「窒素によるメタンハイドレートの分解方法及び分解装置」● 特許出願情報2009-157437号(H21/07/02)「メタンハイドレート分解方法及び装置」他メタンハイドレート資源開発の特徴可視化せん断試験設備や世界最大の大型室内産出試験設備本研究は、経済産業省「メタンハイドレート開発促進事業・生産手法開発に関する研究開発」において実施しています。● 研究拠点北海道センターつくば西79環境・エネルギー分野西会場E-64E-64

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