2012年研究カタログ
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■ 研究担当:和泉博/脇坂昭弘 ■ 環境管理技術研究部門 環境分子科学研究グループ■ 連携担当:黒澤茂 コンフォメーションコード化解析技術研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●タンパク質分子の立体配座コード化構造パターン解析 ●キラル低分子医薬品の絶対配置決定技術 ●立体配座コードのIUPAC命名法への採用にむけた国際連携 環境中に放出される光学活性殺虫剤の中にはたくさんの動的立体構造(コンフォメーション)を取ることのできる分子が存在します。生体に対する作用は分子のコンフォメーションが大きく関わっており、その動的立体構造を整理するためにコード化して解析する手法の研究を進めています。X線結晶構造解析との組み合わせでは、プリオンタンパク質や花粉症などのアレルギーに関係するタンパク質分子の解析に、赤外円二色性分光法との組み合わせでは、製薬企業に協力してキラル医薬候補分子の認可に必要となる絶対配置の自動判定に応用する取り組みを行っています。 タンパク質分子のコンフォメーションをコード化することで、タンパク質主鎖の構造の違いを文字列として表現する手法を開発しました。この手法を利用して、主鎖コードを使ったαへリックス、βシート以外のフラグメントの構造パターン解析やたくさんのタンパク質の結晶構造を一度に比較する構造相同性解析が出来ます。 さらに、X線回折や赤外円二色性解析による構造データをコード化する技術を用いた分子構造データベースとデータマイニング技術を組み合わせることにより、医薬品開発における構造活性相関解析等への応用が可能です。● タンパク質X線結晶構造のデータマイニング解析● VCD分光法による絶対配置決定技術● 特願2010-116862 (2010/05/21)「立体配座相同性評価装置及び評価方法並びに構造パターン解析装置及び解析方法」● PCT/JP2008/051673 (2008/02/01)「立体配座解析装置及び解析方法」● 特許第4691728号(2011/03/04)「立体配座表記装置及び表記方法」● 特許第3991106号 (2007/08/03)「光学活性分子の優位な立体配座の探索方法」謝辞: 本研究の一部は、科研費(23615012)の助成を受けて行われたものです。同じアミノ酸配列を持つプリオンタンパク質主鎖の部分構造変化(X線結晶構造データは日本蛋白質構造データバンク(PDBj)から引用)● 研究拠点つくば西68環境・エネルギー分野西会場E-53E-53

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