2012年研究カタログ
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■ 研究担当:青木寛 ■ 環境管理技術研究部門 計測技術研究グループ■ 連携担当:黒澤茂 環境・バイオ分析に向けた微量高精度アレイスポッタ研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●キャピラリーを吐出口とすることで、極微量液体試料を高精度に分注 ●キャピラリー間隔を自由に変更できる分注ヘッドでアレイ状の分注を実現 ●環境分析や集団検診の迅速化や高精度化に期待 近年、質量分析装置やDNAマイクロアレイなど、環境・バイオサンプルを多数網羅的に分析する技術が成熟しつつあります。また、患者由来の検体をこれら分析装置で解析しやすい形態に前処理する技術開発も進んでいます。しかしながら、調製後のマイクロプレート上のサンプル溶液を分析装置の試料基板上に導入するいわば両者を“つなぐ”技術については、従来法では迅速性に欠け、微量サンプルの取り扱いが難しく精度も低いため、分析技術全体の効率が著しく損なわれていました。そこで、微量サンプルを高集積に迅速分注可能なスポッタを開発しました。 8本のキャピラリーを吐出口とし間隔を自由に変更可能な分注ヘッドを開発し、ナノリットル(ナノは10億分の1)レベルの多数の極微量サンプルを高精度に迅速分注できる高集積アレイスポッタを開発しました。これにより、マイクロプレート間での従来の分注に対応しつつ、互いに異なる配列規格に基づくマイクロプレート-試料基板間をフレキシブルにつなぐことができ、試料溶液の迅速な同時分注が可能となります。環境やバイオ、医療の分野において、多数の検体を迅速かつ網羅的に分析・診断できるようになると期待されます。● 質量分析に基づくメタボローム・プロテオームなどの迅速網羅的解析● DNAマイクロアレイやタンパク質マイクロアレイなどのチップデバイスの作製● 特許第4,686,769「可変ピッチアレイスポッタ」● 特願2008-258958 (2008/10/3)「分注装置及び分注方法」● 米国特許出願12/201552 (2008/8/29)「A dispensing apparatus and a dispensing method」アレイスポッタ全体図キャピラリー間隔が9mm(上)~1mm(下)で可変● 研究拠点つくば西62環境・エネルギー分野西会場E-47E-47

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