2012年研究カタログ
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■ 研究担当:小寺洋一 ■ 環境管理技術研究部門 吸着分解研究グループ■ 連携担当:黒澤茂 災害廃棄物の無害化と資源化研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●焼却、埋立てに代る新たな災害廃棄物の処理手法は地域社会の要望 ●熱分解による石綿無害化、放射性廃棄物の減容、燃料ガスの併産 ●石綿溶融やセシウム挙動の新規知見に基づくエネルギー自立的処理 資源リサイクルと埋立地容量ひっ迫を回避するため、廃棄物の焼却や埋立ての削減が国内外で推進されています。しかし、災害廃棄物は、資源・エネルギー回収過程での石綿や放射性物質の挙動が不明確で、地震や放射能汚染で生じた多量の木材やプラスチックは焼却処理や埋立処分されています。熱分解プロセスは得られる可燃性ガスで地域に電力や温水を供給できます。新機構の装置で熱分解の高効率化を検証、熱分解における有害な物質の挙動を明らかにすることで有害物質の無害化や封じ込め、安全なエネルギー回収を目指します。 新規内部構造を導入した外熱式ロータリーキルンベンチプラントや竪型炉による炭化および水蒸気ガス化の効率を研究しています。同時に装置内で行う石綿の溶融剤無害化(針状結晶の溶融)、放射性物質の炭化物への取り込みで、これら健康リスクを有する成分が可燃性ガスに混入しないことを実証し、その安心な製造・利用方法を確立します。石綿や放射性物質の実験は、災害地の管理された区域内で実施します。炭化とガス化の効率やエネルギー収支の評価、規模や廃棄物形状や量、生成ガス利用法、コストから実用性の評価を実施しています。● 木質およびプラスチック廃棄物のガス化やガス化装置の評価● セシウム等除染技術の評価、解析謝辞: 石綿含有建築解体ごみの無害化・ガス化技術は、NEDO委託のもと、東京工業大学と(株)ストリートデザインの協力で開発されました。また、低濃度放射能汚染物のガス化は、環境省除染モデル事業で鉄建建設(株)と(株)オストランドとの協力で実施しました。記して感謝いたします。写真1 福島県広野町災害廃棄物処分場内の現地実験施設写真2 外熱式キルン熱分解ベンチプラント● 研究拠点つくば西60環境・エネルギー分野西会場E-45E-45

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