2012年研究カタログ
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■ 研究担当:根岸信彰 ■ 環境管理技術研究部門 環境負荷制御研究グループ■ 連携担当:黒澤茂 光触媒による環境浄化研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●再生可能エネルギーである太陽光を用いた光触媒による環境負荷物質低減技術の開発 ●導入コスト・メンテナンスコスト低減のため、小規模発生源・低濃度処理に焦点 ●産総研発光触媒技術の世界各国への普及 光触媒による環境浄化は、その他の技術ではコスト的に難しい低濃度汚染物質処理を太陽光など既存の光源で行えることで注目されています。今まで、高濃度汚染物質の処理は大量にエネルギーを投入することで実現し、太陽光などはエネルギー密度が低いためあまり利用されてきませんでした。しかし、低濃度汚染物質の除去に大量のエネルギーを投入することは環境負荷の増加をもたらすことから、我々の研究グループでは、光触媒は太陽光を積極的に活用すべきという理念の基に、この技術を大気や水質浄化にどのように役立てるか研究を進めています。 太陽光による浄化技術として、主に次の二つを実施しています。1.大気浄化用光触媒反応塔:国内の中小事業所はトータルで見ると揮発性有機化合物(VOC)の最大の排出源となっています。この総量を減らす目的で、小規模事業所でも導入可能な設置・ランニングコストを軽減する大気浄化用光触媒反応塔を開発しました。2.光触媒による水質浄化:世界では未だ10億人余が安全な水にアクセスできずにいます。この問題を解決し、安全な飲料水が供給できるよう、安価でかつ長期間使用できるソーラーリアクターの開発に必要な研究をしています。● 光触媒材料のJIS法に準拠したVOC除去性能評価● 特許第3094102号(2000/08/04)「光触媒前駆体溶液、光触媒及びその製造方法」● 特許第4415111号(2009/12/04)「大気浄化用光触媒反応塔」● 特許第4635185号(2010/12/03)「ポリエステル繊維の光触媒コーティング方法」大気浄化用光触媒反応塔太陽光励起光触媒による水浄化● 研究拠点つくば西58環境・エネルギー分野西会場E-43E-43

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