2012年研究カタログ
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■ 研究担当:蛯名武雄/林拓道/和久井喜人/中村考志 ■ コンパクト化学システム研究センター 先進機能材料チーム■ 連携担当:南條弘 アドバンスドフィルムテクノロジー研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●ガスバリア性、耐熱性、防食性等に優れたコーティング用粘土、コーティング液を開発 ●種々の無機・有機材料へのコーティングが可能 ●印刷・スプレーコーティング等種々のコーティング法に対応 産総研が研究を行ってきた粘土膜を、より広範な用途に用いるため、各種粘土、およびコーティング液を開発しました。粘土を溶媒に分散させたコーティング液は目的によって、最適な構成・溶剤が選ばれており、これらを、プラスチック、木材、セラミックス、ガラス、金属、複合材料等にコーティングすることにより、ガスバリア性、耐熱性、防食性、放熱性、耐久性を向上させることができます。種々の印刷法に加え、スプレー塗工も可能であり、フィルム形状・平板に加え、三次元形状の部材に均一塗工が可能です。 粘土は約1ナノメートルの厚みの平板無機結晶であり、耐熱性を有します。この粘土、および必要に応じて高分子バインダーを溶媒に分散させたコーティング液を塗工・乾燥することで、高いガスバリア性のコーティングができます。このコーティングは、従来の高分子材料と比較して高い耐熱性も示します。合成粘土系コーティング液を用いることにより、透明なコーティングとすることもできます。 今回、多くの企業と共同で、種々のコーティング原料を開発しました。目的、被コーティング材料、形状などにより適した原料を選べます。● 各種粘土・コーティング液・スプレー● 特許情報(特許査定/登録):特第3855003号 「粘土配向膜及びその製造方法」、特第3855004号 「粘土膜及びその製造方法」等23件、海外:US7799395(米国)「粘土膜」等20件謝辞: 本研究の一部は、平成23年度戦略的基盤技術高度化支援事業「不燃透明複合材とそれを用いた照明カバーの製造技術の開発」により得られたものです。開発した原料粘土およびコーティング液プラスチックフィルムへのコーティング例● 研究拠点東北センター51環境・エネルギー分野第5会場E-36E-36

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