2012年研究カタログ
51/543

■ 研究担当:林拓道 ■ コンパクト化学システム研究センター 先進機能材料チーム■ 連携担当:南條弘 高温高圧水による金属銅ナノ粒子の合成とナノインク化研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●プリンタブルエレクトロニクスの金属配線用Cuナノインクへの適用 ●20数ナノメートルの球状銅ナノ粒子の連続合成技術の開発 ●1ヶ月以上の長期間に及ぶ分散安定性・耐酸化性を有するCuナノインクの作製 金属Cuナノ粒子は、優れた電気伝導率及びナノ粒子化による融解温度の低下から直接印刷による電子回路配線用のCuナノインクとしての適用が期待されています。当研究センターでは、超臨界水の高速反応と高過飽和度を与える金属酸化物ナノ粒子の晶析場に加えて、水素ガスと均一相を形成する還元場としての特性を利用して、金属Cuナノ粒子の合成技術の開発を行うとともにCuナノインクとしての分散安定化手法の検討を行っています。 Cuナノ粒子の粒子径の最適化及び表面修飾剤の探索などにより、Cuナノインクの低温焼成化を目指しています。 原料としてCu(HCOO)2水溶液に表面修飾剤としてポリビニルピロリドンを添加した溶液を用いました。原料溶液を高圧ポンプで送液し、別ラインから蟻酸水溶液を送液、予熱炉で水素含有超臨界水として、原料溶液と混合、400℃で数秒間、反応させた後、間接冷却により反応を停止します。生成粒子は反応溶液にアセトンを加え、遠心分離により沈殿させ、アルコールに再分散させて保存しました。アルコール中では、Cu粒子の酸化に起因する沈殿も生成せず、高い分散安定性を示します。Cuナノインクを塗布、320℃焼成した膜はバルクCuの10倍の電気抵抗値を示しました。● 金属Cuナノ粒子の連続合成技術● 生成Cuナノ粒子の分散安定性の評価謝辞: 本研究は、東北大学大学院環境科学研究科リチャード・リー・スミス教授との共同研究により実施しているものです。流通式水熱合成システム水熱合成Cuナノ粒子● 研究拠点東北センター49環境・エネルギー分野第5会場E-34E-34

元のページ 

page 51

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です