2012年研究カタログ
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低炭素社会の構築に向けて、枯渇の心配がない再生可能エネルギーの導入拡大が必須とされています。産総研では、再生可能エネルギーを最大限に有効利用するために、太陽光発電や風力発電の高性能化・高信頼性化やバイオマスからの液体燃料製造などに関する技術開発を進めています。また、電力利用の高効率化を図るため、シリコンカーバイド等の新しい半導体材料を用いた低損失・高耐圧パワー素子モジュールを開発します。関連展示:E-03~E-05再生可能エネルギーの導入を拡大する技術の開発 産業分野での省エネルギー、低環境負荷を実現するためには、各産業の製造プロセスの革新が必要です。産総研では、化学品等の製造プロセスにおける環境負荷物質排出の極小化や、分離プロセスの省エネルギー化を目指す、グリーン・サステイナブルケミストリー技術の開発を進めています。また、様々な産業活動に伴い発生した環境負荷物質の低減と修復に関する技術の開発を行っています。関連展示:E-09~E-20、E-24~E-37、E-42~E-44、E-52産業の環境負荷低減技術の開発高効率CIGS太陽電池サブモジュール高温実装All SiCインバータ(FUPETと共同開発) 省エネルギーは、温室効果ガス削減に直接的かつ早期の効果が期待されています。産総研では、エネルギーを高効率で利用するための高性能蓄電デバイスや燃料電池などの技術開発や、省エネルギーのためのエネルギーマネジメントシステムなどの技術開発に取り組んでいます。関連展示:E-01、E-02、E-22、E-23省エネルギーのための技術開発固体酸化物型燃料電池セル性能評価用円筒型電池 物質循環型社会を実現するためには、バイオマス資源や鉱物資源など、多様な資源の確保とその有効利用が不可欠です。産総研では、バイオマスなどの再生可能資源を原料とする化学品や燃料を製造するプロセスの構築と高度化を進めています。また、枯渇性資源である石炭やメタンハイドレートなどの化石資源やレアメタルなどの鉱物資源を有効に利用する技術やリサイクル技術などを開発していきます。関連展示:E06~E-08、E-17、E-21、E-35、E-41、E-45、E-54、E-63、E-64資源の確保と有効利用技術の開発メタンハイドレート廃電子機器からレアメタルを含む特定の電子素子だけを選別タンタルコンデンサー含有率約87%黒と黄色のタンタルコンデンサー中空糸炭素膜を用いた高性能気体分離モジュールプラスチックフィルムへの粘土のコーティング例 持続可能社会を構築するためには、新しいエネルギー技術や先端材料の開発とともに、それらを正しく評価、管理する必要があります。産総研では、新しいエネルギー技術の導入シナリオを分析・評価するとともに、二酸化炭素削減に関する各種取り組みに対する評価を行います。また、産業活動における化学物質によるリスクや環境負荷物質による環境影響を正しく評価するための技術開発を進めています。関連展示:E-38~E-40、E-46~E-48、E-51、E-53、E-55~E-61グリーン・イノベーションの評価・管理技術の開発ADMER Ver.2.5でのGoogle EarthTMを用いた濃度分布表示例CO2フラックス測定のためのタワー観測拠点481特別展示X-18X-18

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