2012年研究カタログ
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■ 関西センター所長:田口隆久 ■ 関西産学官連携センター ■ 連携担当:牧原正記 関西センター―炭素繊維、透明導電膜、ニッケル水素電池の産業化―連携のポイント連携のねらい連携内容連携可能な技術・知財 ●PAN系炭素繊維は関西センターで発明され、航空機の機体などに使用されています ●透明導電膜の製造技術は関西センターで発明され、液晶パネルなどに使われています ●Ni-MH電池は関西センターの水素吸蔵合金の研究から開発され、プリウスに使われています 産総研関西センターでは、前身の大工試・大工研時代から、エネルギー・材料・バイオの研究を行っており、その中でも、PAN系炭素繊維、透明導電膜(ITO膜)、ニッケル水素(Ni-MH)電池材料は、大きな市場を作り産業界に貢献することができました。 これらの3 大発明以外にも、燃料電池の評価、光学ガラスの製造、リチウムイオン電池の開発など行われ、実用化されています。また、ダイヤモンド、高分子アクチュエータなど将来を担う技術の実用化を目指しています。●リチウムイオン電池などの電池材料開発技術、評価技術●ダイヤモンド結晶の開発技術、評価技術●高分子アクチュエータの開発技術炭素繊維と機体の半分以上に利用されているボーイング787透明導電膜が使われている様々な製品(液晶テレビ、ノートPC、太陽電池、新幹線曇り止めフロントガラス)ニッケル水素電池(トヨタプリウスに搭載) ボーイング787 の機体の35 % は日本企業の担当し、機体重量の半分以上に炭素繊維強化プラスチック(CFRP ) が使われています。その素材となっているポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維は、1962年に関西センターで発明され、東レなどの実用化開発研究により製品化されました。 CFRP はゴルフクラブのシャフトや釣竿などでの利用を経て、最新鋭の航空機の機体の半分以上に使われるようになりました。 液晶パネルなどの製造に必須の透明導電膜(ITO 膜)の工業的製造技術は関西センターで開発されました。その後、新幹線の曇り止めフロントガラス、太陽電池、多くのディスプレイなど様々に活用され、大きな市場になっています。 関西センターの水素吸蔵合金の研究を元に開発されたニッケル水素電池は、トヨタのプリウスなどに搭載されたり、充電可能な乾電池として広く利用されています。● 連携拠点関西センター476特別展示第2会場X-14X-14

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