2012年研究カタログ
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産総研技術移転ベンチャー ■フリッカーヘルスマネジメント(株)/健康工学研究部門(くらし情報工学研究グループ) 原田暢善/岩木直/古川博之/監物正視 ■ 連携担当:ベンチャー支援室 日常的に利用可能な精神的疲労の定量的検査・管理システム事業のポイント事業のねらい事業の内容連携可能な技術・知財 ●ちらつき知覚(フリッカー)をもちいた、定量的かつ安定した簡易疲労計測技術を開発 ●携帯電話・スマートフォン・PC等を用いて「誰でも、どこでも、手軽に」疲労の客観計測 ●疲労計測結果をデータベースに蓄積し、日常的な疲労管理システム 日常的な健康管理や業務上の疲労管理への応用を目指して、『だれでも・いつでも・手軽に』疲労を客観的に計測できるシステムの開発を行いました。点滅光のちらつき知覚の閾値(フリッカー値)は、精神的疲労の蓄積とともに減少するため、従来から疲労の客観的計測手法として利用できることが知られていましたが、測定には専用の大型で高価な計測装置が必要でした。われわれが開発した技術は、携帯電話・スマートフォン・PC等の汎用機器上でフリッカー値の計測を可能にし、疲労の推移を簡便に管理・モニター (Flicker Health Management: FHM)できます。 われわれは、視覚刺激のコントラスト変化をもとにしたちらつき知覚制御技術(特許4524408)により、短期疲労負荷実験で、労働衛生分野の標準的疲労検査技術であるフリッカー検査と高い相関を持つ特徴量が得られることを明らかにしました(右図)。 この技術を核に、ネットワーク上のデータベースと統合して(特許4406705)、日常生活における疲労の推移に基づく健康管理やタイムリーなサービスの提供などの基盤システムとなるプロトタイプ(下図)と、利用者の恣意性を排除する技術(特願2009-209223)を開発しました。これらの技術を発展させ、ウェブブラウザ上でも動作可能な、柔軟な疲労計測システムの開発とともに、実社会での応用に向けた普及活動を進めています。●特許第4524408号:「ちらつきの閾値の測定装置及び測定方法」●特許第4406705号:「精神的疲労の測定機能を有する携帯端末装置、その測定方法およびサーバコンピュータ」●特願2009-209223:「ちらつきの知覚的閾値の測定装置及び測定方法」汎用端末上で実施可能な新規疲労計測技術の実証Flicker Health Management(FHM)システムプロトタイプ● 研究拠点関西センター445ベンチャー第2会場V-03V-03

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