2012年研究カタログ
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■ 研究担当:鈴木正哉/月村勝宏/永好けい子/飯島英里 ■ 地圏資源環境研究部門 地圏化学研究グループ ■ 連携担当:内田利弘 燃焼排ガスからの二酸化炭素回収と農業分野への応用研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●夜間ビニールハウスでの加温のために発生する燃焼排ガスから二酸化炭素を回収 ●作物栽培における光合成促進を目的とした二酸化炭素の供給が随時可能 ●低コストで製作が可能 イチゴやバラなどに代表されるビニールハウスでの冬季施設園芸栽培において、現在では夜間ハウス内の加温のためにボイラーを焚き、また昼間は光合成促進のため重油や灯油を燃焼させることにより二酸化炭素を発生させ作物の成長を促進させています。本研究では、夜間加温を行う際に発生する排ガスから二酸化炭素を回収・貯留し、翌朝以降に回収した二酸化炭素をビニールハウス内に施用して昼間重油や灯油を燃焼させる必要をなくすことにより、燃料費の削減ばかりでなく二酸化炭素の排出削減を可能とするシステムの構築に取り組んでいます。 イチゴやバラなどの栽培では、光合成促進のために二酸化炭素を施用することにより、収量が増加し品質も向上します。現在では光合成促進装置などを用いて二酸化炭素を燃焼ガスから供給していますが、冬期では夜間加温のために暖房を焚く必要がありますので、その際に発生する排ガスから二酸化炭素を回収し、それを翌朝以降に施用することができれば非常に効率的になります。二酸化炭素の回収・貯留および放出については物理吸着法を用いていますが、一般的な排ガスからの二酸化炭素回収と異なり、純度を高めなくても良いところが今回のポイントです。● 高圧あるいは高濃度条件下での二酸化炭素吸着剤の提供●二酸化炭素吸着性能の評価● 特許出願情報WO 2009/084632(2009/07/09)「アルミニウムケイ酸塩複合体及び該複合体からなる高性能吸着剤」謝辞: 本研究の一部は、農林水産省の「平成22年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業(課題番号:22045)」により行われたものです。������������������������������������二酸化炭素回収貯留システム概略図二酸化炭素吸着性能評価装置● 研究拠点つくば中央440地質分野第7会場G-22G-22

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