2012年研究カタログ
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■ 研究担当:雷興林/船津貴弘 ■ 地圏資源環境研究部門 CO2地下貯留研究グループ■ 連携担当:内田利弘 CO2地中貯留の安全性評価技術̶岩石実験からのアプローチ̶研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●地下の温度圧力条件下での室内岩石実験を中心としたマルチスケールアプローチ ●高速・多チャンネル計測システムによる物性・AEモニタリング ●中立性のある安全性評価 地球温暖化防止のためには、大幅な温室効果ガス(主にCO2)排出削減が必要です。エネルギー問題の解決とCO2排出の削減を両立させるために、化石燃料を利用しながらCO2を回収し地下の帯水層に貯留する(CCS)技術が注目されています。しかし、流体の地下圧入に伴い間隙圧が上昇し、既存クラックや断層に沿って漏洩や微小破壊或いは誘発地震が発生する可能性があります。CO2地下貯留技術を社会に受容させるために、中立的な安全性評価が重要です。本研究では、室内岩石実験等を通してCO2地中貯留の安全性評価技術の開発を行います。 良く制御された室内条件下での岩石実験を系統的に行い、CO2地下注入リスク評価及び注入後挙動モニタリングのための基礎データを蓄積します。これを基に流体注入に伴う岩石の物性の変化モデルを構築しCO2地下注入後の挙動モニタリング手法を開発します。一方、CO2の圧入による貯留層及び周囲岩盤への影響を調べ微小破壊や誘発地震の発生機構を解明し、CO2地下貯留事業の展開のためのリスク評価と安全操業に資する技術を確立します。また、室内スケール結果と現場スケール結果との対比によりアップスケーリングの精度を向上します。●様々な排水条件下での岩石変形破壊実験●室内水圧破砕実験●多孔質岩石の物性と力学モデルの構築●AE及び微小地震データ解析謝辞: 本研究の一部は経済産業省の「平成24年度二酸化炭素回収・貯蔵安全性評価技術開発事業」により行われたもので、一部は科研費(21246134)の助成を受けたものです。マルチスケールアプローチ概念図● 研究拠点つくば中央439地質分野第7会場G-21G-21

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