2012年研究カタログ
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■ 研究担当:佐脇貴幸/金子信行/棚橋学/猪狩俊一郎/前川竜男/中嶋健/森田澄人/坂田将 ■ 地圏資源環境研究部門 地圏化学研究グループ/燃料資源地質研究グループ/ 地圏微生物研究グループ■ 連携担当:佐脇貴幸 関東平野の水溶性天然ガス賦存状況研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●関東平野地下の水溶性天然ガス(メタン)の賦存状況について解明 ●南関東ガス田以外にも、水溶性天然ガスは関東平野の広い範囲に分布 ●水溶性天然ガスの起源は大部分が微生物起源 関東平野南部には「南関東ガス田」と呼ばれる日本最大の水溶性天然ガス賦存地域があります。一方、最近の平野部での温泉(深層熱水)開発により、関東平野の広い範囲にわたって水溶性天然ガスが賦存していることがわかってきましたが、これらの賦存状況は、「日本油田・ガス田分布図(第2版)」(1976年)以降正確には把握されていませんでした。これを踏まえて、関東平野における水溶性天然ガスの賦存状況に関わる地質情報を把握し、さらには大深度温泉の掘削のための安全指針等に資するような燃料資源地質情報の整備を目指しています。 我々は、関東平野全域にわたって温泉・ガス坑井での試料採取や既存の地質情報の収集を進め、水溶性天然ガスの賦存状況を解明してきました。その結果、①水溶性天然ガスは、南関東ガス田をはじめとして、基本的には基盤深度が深くその上位に中新世以降の大量の堆積物が溜まっている地域に多く含まれること、②それとは別に、沖積層・湿地、基盤岩中等にも、生成過程の異なるメタンが分布すること、③水溶性天然ガスの主成分はメタンである(90%以上)が、大部分の地域では微生物起源のメタンが胚胎していること、等が明らかとなってきました。 ●平野部深層熱水資源(温泉水)の評価●深層熱水資源に伴う可燃性天然ガスの利用指針評価●関東平野地下構造の解析謝辞: 本研究の実施にあたって、自治体、研究機関、温泉・天然ガス関係企業のご協力(共同研究等)を頂きました。公表成果例: 金子ほか(2010)日本地質学会117年学術大会 O-121;和気ほか(2012)石油技術協会春季講演会032.温泉掘削現場での水溶性天然ガス・温泉水採取● 研究拠点つくば中央436地質分野第7会場G-18G-18

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