2012年研究カタログ
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■ 研究担当:吉岡秀佳/片山泰樹/持丸華子/坂田将 ■ 地圏資源環境研究部門 地圏微生物研究グループ■ 連携担当:内田利弘 メタンハイドレート分布域に生息するメタン生成微生物研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●南海トラフの海底下メタンハイドレート分布域の微生物研究を実施 ●ラジオトレーサー法により微生物によるメタン生成活性を検出 ●大量DNA解析法によりメタン生成菌の種類と分布を解明 日本近海の海底下に見つかっているメタンハイドレート(MH)は、次世代のエネルギー資源として注目されています。日本ではメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムMH21が組織されており、産学官が協力してMHの利用を目指しています。多くのMHのメタンは微生物起源と考えられていますが、実際にいつどこでどのようにしてメタンが作られたか分かっていません。我々は、MHの成因を解明するために、海底堆積物にどのような微生物が分布し、どこでメタン生成活動が起こっているか明らかにします。 地球深部掘削船「ちきゅう」を使って、東部東海沖MH分布域から海底堆積物を採取し、堆積物中の微生物の種類とメタン生成活性を調べました。トレーサー実験によって、水素/二酸化炭素を利用したメタン生成が主な経路であり、粘土層に活性の高い箇所を発見しました。同じサンプルから遺伝子解析を行ったところ、メタン生成菌の相対量分布がメタン生成活性と相関していること、岩相によって菌の種類が異なる傾向にあることを発見しました。● ラジオアイソトープを用いたトレーサー実験による微生物活性の評価●パイロシークエンス法を用いた大量遺伝子解析●メタン生成菌の培養技術謝辞: 本研究は、メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムMH21の一部として行われました。BSR分布(A), 地球深部掘削船ちきゅう(B),コア堆積物(C), 燃えるメタンハイドレート(D) 02550��� (mbsf)0501001502002503000.1101000������������������������������������������������������������������������メタン生成速度とメタン生成菌の相対分布● 研究拠点つくば中央435地質分野第7会場G-17G-17

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