2012年研究カタログ
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■ 研究担当:村上浩康/実松健造/星野美保子/昆慶明/申基澈/恒松麻衣子/猪川洋子/ 徐維那/堀内悠/Satur Jacqueline/神谷雅晴/寺岡易司/平野英雄/奥村公男/ 森本慎一郎/大野哲二/高木哲一/渡辺寧 ■ 地圏資源環境研究部門 鉱物資源研究グループ■ 連携担当:内田利弘 新たなレアメタル資源の開発に向けて研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●重レアアース濃集機構の解明研究に基づく革新的探査指針の開拓 ●レアアース鉱物の分離・選鉱技術開発による効率的回収技術の提案 ●将来の需給動向評価に資する先導的レアメタル基盤情報の整備 レアアース(La-Lu,Y,Sc)は、ハイブリット車や電気自動車の希土類磁石、燃料電池触媒などのハイテク材料として重視され、近年需要が増大しています。一方で、希土類鉱石の97%以上が中国から供給されており、特に重希土類は最近の価格高騰や輸出規制でその安定供給が危ぶまれています。産総研は、重希土類資源評価において世界を先導する研究や基盤情報整備を展開しています。新たな資源の開発に向け、最先端の分析技術や選鉱技術の開発・改良を通じて多様な供給源を対象としたレアアース資源ポテンシャル評価を行い、レアメタルの安定供給に貢献します。 花崗岩を母材とするイオン吸着型鉱床は中国南部のみで開発されている重レアアースの主要な供給源です。我々の研究においては、新たな探査手法を開発すると共に、中国以外でイオン吸着型の希土類鉱化作用を確認しています。また、北米など大陸地域に分布するアルカリ岩は、重希土類が濃集するユージアル石(Na4(Ce)2(Y)ZrSi8O22(OH,Cl)2)やジルコン(ZrSiO4)などを含むため、有望なレアアース鉱床の賦存が期待されます。我々のグループでは、鉱物学的特徴から重希土類濃集プロセスを解明し、アルカリ岩の重レアアース資源評価を行っています。●レアアース鉱床の資源ポテンシャル評価●網羅的分析によるレアアース含有鉱物特性の完全解読● LA-ICPMSによるレアアース鉱石・鉱物の迅速化学分析●レアアース鉱物の分離・選鉱技術開発●鉱物資源図などの資源基盤情報の提供謝辞: 本研究の一部は、石油天然ガス・金属資源機構(JOGMEC)の「レアアース鉱山資源開発資源国技術協力事業」により行われたものです。モンゴルにおける調査の様子大量のジルコン巨晶からなるレアアース含有鉱石● 研究拠点つくば中央433地質分野第7会場G-15G-15

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