2012年研究カタログ
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■ 研究担当:長郁夫/桑原保人 ■ 活断層・地震研究センター 地震発生機構研究チ-ム■ 連携担当:桑原保人 極小微動アレイによる浅部構造探査研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●いつでもどこでも存在する常時微動を用いる浅部地下構造探査技術 ●両腕で届く範囲の小アレイで観測効率と探査精度を向上 ●その場の地震時の揺れやすさを簡単に評価 車一台分の駐車スペースで30分ほど常時微動を観測することで深さ数10mまでの浅部地下構造を探査できます。地盤の平均的なS波速度を算出するような簡易解析から詳細な一次元地下構造の推定まで、幅広い応用が考えられます。短時間の簡易観測ですので容易に各地点での測定が可能です。またピンポイントの観測ですので、従来の探査法に比べて大幅な精度向上が可能です。例えば、地表・地下地質と対応付けながらきめこまやかな地震ゾーニングができると期待しています。 微動アレイ探査は表面波が伝搬する速度を同定することで地下構造を推定する技術です。微動アレイのサイズによって解析できる波の波長が決まり、ひいては探査できる最大深度が決まります。従来はアレイ半径の10倍程度の波長を扱う程度でしたが、厳密な数学的理論に基づき、長波長の波を解析する技術の開発に取り組みました。その結果、アレイのサイズの数100倍という長波長を扱えるようになり、半径1 m以下の微動アレイで波長100 mを超えるような波を解析できるようになりました。●常時微動の計測技術●地下構造探査●地盤の安全性評価半径0.6 mの極小アレイ。地震計を6台、大型プロッタで出力した原寸大アレイの上に配置している。道路沿いで観測している様子。風除けとして地震計をプラスチックケースで覆っている。● 研究拠点つくば中央429地質分野第7会場G-11G-11

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