2012年研究カタログ
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■ 研究担当:岡村行信 ■ 地質情報研究部門/活断層・地震研究センター/地圏資源環境研究部門■ 連携担当:内田利弘 沿岸域地質・活断層調査̶海陸シームレス地質情報集̶研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●陸域と海域の境界部に存在する地質情報の空白域の解消 ●沿岸域に発達する活断層の規模、活動履歴の解明 ●平野域の高精度な地下地質情報の整備 2007年の能登半島地震と中越沖地震は、沿岸海域に発達するものの、その存在が認識されていない活断層で発生しました。これらの地震によって、都市や流通システム・発電所などが発達する沿岸域に地質情報の空白域が存在し、活断層の分布や海域と陸域での連続的な地質情報が整備されていないことが指摘されました。そのような状況を改善するため、沿岸付近に活断層が分布する地域を選択し、海底地質調査及び沿岸域の地質に関する情報収集を行い、総合的なマップとして整備することによって、適切な防災対策や開発のための基礎資料として提供しています。 右側の図は2009年に調査を実施し、翌年度に出版した新潟沿岸域のシームレス地質情報図です。新潟平野とその西側の弥彦̶角田山地との境界には、活断層が発達しています。その海域延長部が、本調査によって明らかになり、併せて新潟平野でのボーリング調査によって、1000年程度の間隔で地震が発生してきたことが解明されました。また、平野でも地盤が軟弱な沖積層の厚さの分布を、新たなボーリングデータや既存のボーリングデータの収集によって示しました。さらに、地下水の科学的な性質や流動に関する情報を収集し、地図としてまとめています。●沿岸域の音波探査データ●新潟平野のボーリングデータ●新潟平野の地下水データ謝辞: 本研究は、地質分野が分野内の研究ユニット横断的に連携しつつ調査・研究を進める沿岸地質・活断層調査の一環として実施しました。越後平野と沿岸海域のシームレス地質図越後平野周辺の地下水のCl 濃度分布と起震断層帯● 研究拠点つくば中央421地質分野第7会場G-03G-03

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