2012年研究カタログ
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■ 研究担当:斎藤眞/巌谷敏光/西岡芳晴/宝田晋治/森尻理恵/坂寄裕代/野々垣淑恵/酒井キミ子/長津樹理 ■ 地質情報研究部門 シームレス地質情報研究グループ■ 連携担当:内田利弘 20万分の1シームレス地質図研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●日本全国の地質を統一凡例で区分。JIS準拠版準備中 ●区画ごとに区切られていない、接ぎ目のない地質図 ●他データとの統合が容易なデジタル情報として提供 シームレス地質図とは、最新の地質学の成果を踏まえた日本全国統一の凡例を使用することにより、接ぎ目の無い1枚の図面として整備され、かつデジタルで公開されている新しい地質図です。従来の地質図幅は、詳細な現地調査と最先端の研究成果によって、その地域の地質情報を詳細かつ的確に表現してきました。しかし、地質学は常に進歩しており、出版年に開きがあると、地質図の隣接部分で地層の不連続が生じることもあります。シームレス地質図を整備することによって他のデータと統合した解析も可能になり、新たな研究への応用も容易になりました。 シームレス地質図の作成では、20万分の1地質図幅を2種類の全国統一凡例(基本版195、詳細版384)で再構成した上で、地質図幅間の地層分布のずれを調整しています。この作業には、日本の地質に関する膨大な知識の蓄積と、最先端の知見に基づく地層区分が必要です。作成されたシームレス地質図は、Web上で閲覧するほか、ダウンロードも可能ですので地理情報システム(GIS)を用いて他の情報と容易に重ね合わせて、様々な解析に応用できます。現在、屋外でも利用可能なスマートフォン等のモバイル端末でのWebサービスも行っています。●活断層や火山などの防災情報の連携表示技術●地形解析に地質情報を加えた地盤評価技術の開発● 各種の地盤災害に対する評価や予測の基礎資料として、自治体や一般市民にも扱い易い地質情報提供手法の開発知財登録「20万分の1日本シームレス地質図ベクタデータベース」シームレス地質図®は産業技術総合研究所 地質調査総合センターの登録商標です (登録第5435691号 平成23年9月2日登録)。シームレス地質図トップページ(上)と阿蘇市付近(下)● 研究拠点つくば中央419地質分野第7会場G-01G-01

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