2012年研究カタログ
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■ 研究担当:小野泰蔵/早川由夫/深谷治彦/岡嵜正治/鳥山和美 ■ 計測フロンティア研究部門 ナノ標識計測技術研究グループ■ 連携担当:山内幸彦 極安定ラジカルのESR標準への応用研究研究のポイント研究のねらい研究内容 ●電子スピン共鳴(ESR)計測標準、及び生物学的プローブ、生体イメージング剤 ●無機・有機材料表面のフッ素修飾を簡便に行うためのフッ素化剤として利用可能 ●リサイクル可能な環境にやさしい高分子開始剤として利用可能(例:無欠陥テフロン合成) 室温空気中において年のオーダーで安定に存在する極安定パーフルオロアルキルラジカルは、その極度の安定性のためにESR標準(装置設定用標準、内部標準、ENDOR計測用標準)やプローブとして計測分野で利用可能です。また、加熱(100℃程度)により分解してトリフルオロメチルラジカルを発生するので、材料表面の改質、高分子開始剤など広範な領域での産業応用が可能で、様々な応用展開を計っています。さらに、独自の液相直接フッ素化法で関連誘導体合成が可能で、用途の拡大・発展が期待されています。極安定ラジカルの計測・医学・生物学分野への応用極安定ラジカルの革新材料創製技術への応用展開計測分野への応用ESR標準物質、ENDOR計測用標準スピン濃度決定用標準医学・生物学分野への応用生物学的計測への応用無侵襲ESR生体イメージング革新材料への応用高分子開始剤としての応用フッ素系高分子の分子量決定標準DLC・plastics等 表面フッ素コート無機・有機材料の 極安定パーフルオロアルキルラジカルPFR-1は、安価に大量合成する工業的方法を確立しており、表面処理剤、ラジカル開始剤、トリフルオロメチル基導入試薬などへの応用について特許取得済み。ダイアモンド様カーボン(DLC)などの無機材料、有機高分子材料の表面のフッ素コート化が共有結合により可能です。極安定パーフルオロアルキルラジカルPFR-2はESRの装置調整用の標準、スピン濃度決定用の標準としての利用が期待されます。これらPFR-1、PFR-2は市販が予定されており、さらなる産業応用の拡大が見込まれています。連携可能な技術・知財新規ESR計測、新規機能性材料設計等へ展開可●特願2001-352475「高度分枝状パーフルオロオレフィン、極安定パーフルオロアルキルラジカル及びこれらの製造方法」、特願2001-352474「低分子ラジカル供給方法、ラジカル運搬分子、重合体製造方法及び重合体」、特願2003-383188「ダイヤモンド様被服物の表面処理剤」、特願2003-382427「フッ素化固体材料の製造方法及びその製品」、特願2005-111274、 US Pat. 2001-352474、US Pat. 2001-352475● 研究拠点中部センター414計測・計量標準分野第4会場S-59S-59

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