2012年研究カタログ
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■ 研究担当:沼田雅彦/鎗田孝/羽成修康/伊藤信靖/大竹貴光/稲垣真輔 ■ 計測標準研究部門 有機分析科 有機組成標準研究室■ 連携担当:石川純 有機標準物質:食品・環境分析の信頼性確保のために研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●食品・環境分析の信頼性確保に不可欠な標準物質を開発 ●国際単位系へのトレーサビリティの確保と分析の精度管理に有効 ●精確な分析法により信頼性の高い特性値を付与【食品・環境分析の信頼性確保】今日、食品・環境に関する安全を確保することがますます重要となっていますが、有害成分などの分析結果が精確でなければそれらのリスクを正しく評価することはできません。分析値の信頼性確保には分析機器校正用標準物質(高純度物質・標準液)、組成標準物質(実際の分析試料と類似した組成を持つ試料中の成分濃度を認証した標準物質)の両者が不可欠であり、それらは分析結果の計量トレーサビリティ確保、分析法の妥当性確認や分析技能の評価にそれぞれ必要です。【標準物質の開発】本グループでは食品・環境分析の信頼性確保に必要な、農薬・PCB・多環芳香族炭化水素(PAH)分析用の食品・底質・鉱物油・粉じん・生物試料組成標準物質、新たな環境汚染物質として懸念される有機ふっ素化合物の校正用標準物質を開発してきました。【精確な分析法の確立】信頼性の高い値付け分析を行うために、効率の高い試料抽出法、一次標準測定法に基づく定量法・純度評価法などの開発を行っています。また、国際度量衡委員会等の国際比較に参加し、開発した分析法の精確さを実証しています。● ISOガイド30シリーズ等に準拠した有機標準物質の開発●示差走査熱量計等を用いた有機化合物の純度測定●GC、LC等を用いた有機化合物の不純物評価●高純度有機化合物を原料とした標準液の調製●組成型の有機分析用標準物質の調製●微量有機分析のための各種前処理(抽出・精製)技術● 同位体希釈質量分析法とGC、LCの組み合わせなどによる微量有機化合物の精確な定量技術頒布中の食品・環境分析用有機標準物質残留農薬分析用リンゴ粉末そのほか●高純度PFOA、PFOSK標準液、PAH標準液 ●残留農薬分析用玄米、ネギ、キャベツ粉末●PAH分析用湖底質、PAH・有害元素分析用トンネル粉じん●有機汚染物質分析用スズキ魚肉粉末●PCB分析用絶縁油、重油●PCB・有機塩素系農薬類分析用海底質 など化学分析における標準物質の役割分析法の妥当性確認・分析技能の評価前処理測定組成標準物質実試料国際単位系トレーサビリティ精製抽出校正標準液分析結果データ解析濃度試料応答PCB混合標準液● 研究拠点つくば中央383計測・計量標準分野第1会場S-28S-28

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