2012年研究カタログ
383/543

■ 研究担当:日置昭治/黒岩貴芳/成川知弘/稲垣和三/朱彦北/宮下振一 ■ 計測標準研究部門 無機分析科 環境標準研究室■ 連携担当:石川純 環境・食品の安全を支える標準物質と分析技術研究のポイント研究のねらい研究内容 ●環境・食品分析の信頼性確保に不可欠な組成標準物質の開発 ●分析技術者の技能向上支援を目的とした技能試験・講習会の実施 ●微量元素、有機金属化合物の精確な分析技術の開発 社会のグローバル化に伴い、環境・食品分析における分析値の信頼性確保のために、「分析機器校正用標準物質」を用いた分析値のトレーサビリティの確保や「組成標準物質」を用いた分析手法の妥当性評価を行うことが求められてきています。我々は、①分析法の妥当性確認に利用できる環境及び食品分析用組成標準物質の開発、②信頼性の高い分析技術の開発、③分析技術者の技能向上支援を目的とした技能試験の実施によって、環境・食品分析における分析値の信頼性向上に貢献し、快適な環境や食生活の安全を支えることを目的としています。 環境・食品分析用組成標準物質として、底質(微量元素分析用)、河川水(微量元素分析用)、魚肉粉末(微量元素、ひ素化合物、メチル水銀分析用)、白米粉末(微量元素、ひ素化合物分析用)、玄米粉末(カドミウム分析用)、ひじき粉末(微量元素、ひ素化合物分析用)、茶葉粉末(微量元素分析用)、大豆粉末(微量元素分析用)、ミルク粉末(微量元素分析用)などを開発し、今後も整備を継続していきます。信頼性の高い標準物質の値付け分析のために、同位体希釈質量分析法を基にした精確な定量分析法等を開発し、その精確さを国際度量衡委員会の国際比較において実証しています。また、技能試験・講習会を継続的に実施することで分析技術者の技能向上支援に取り組んでいます。開発した食品分析用組成標準物質開発した環境分析用組成標準物質技能試験の結果例(玄米粉末中のCdの分析;総報告数133)(0.308±0.007) mg/kg k=20.4 0.3 0.2 0 10 30 40 20 分析法別、Cd dw.0.40.30.2010203040報告数報告数(mg/kg)ICP-MSFAASICP-OESGFAASNMIJ参照値:(0.308±0.007)mg/kg(k=2の拡張不確かさ範囲)k● 研究拠点つくば中央381計測・計量標準分野第1会場S-26S-26

元のページ 

page 383

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です