2012年研究カタログ
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■ 研究担当:座間達也/蔀洋司/神門賢二/木下健一/丹羽一樹/市野善朗 ■ 計測標準研究部門 光放射計測科 光放射標準研究室■ 連携担当:石川純 光源スペクトルの絶対評価ー分光放射照度標準とそれに関わる計測技術ー研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●放射パワーの波長分布・波長密度が多様な光の絶対評価に役立つ標準や計測技術の開発 ●紫外・可視・赤外の広い波長域をカバー、測光・放射測定、分光計測に不可欠な計測技術 ●照明、ディスプレイ、太陽電池、材料加工、環境計測、医療等、応用分野は多岐にわたる 太陽や人工照明からの光は、私達が日常目にする最もなじみの深い光ですが、放射の自由度が高いインコヒーレントな光(放射パワーの波長密度・分布が多種多様、位相がランダム)です。このような光を放射する光源は、手軽に利用できるため、照明以外の様々な用途に使われていますが、その自由度の高さ故に、信頼性が保証された測定や絶対評価は容易ではありません。このような問題解決に適した標準が分光放射照度標準で、産総研では、独自の評価技術の開発と最適化を通じて分光放射照度標準を確立し、範囲拡張や不確かさ改善に向けた研究を行っています。 インコヒーレント光等の自由度が高い放射は、広い波長範囲に連続的に広がっているため、各波長での放射の強さの定量化には、放射パワーの波長密度(Wnm-1)に基づく単位が最適で、分光放射照度(Wm2nm-1)はこのような単位の1つです。波長密度の評価方法はいくつかありますが、放射特性が理論的に計算可能な黒体放射と呼ばれる光源を使うのが最も実用的で不確かさを小さく抑えられます。分光放射照度標準の実現・供給には、黒体温度決定(理論計算に必要)や、黒体放射と供給用光源の比較測定、各測定装置の理想動作からのずれ評価、不確かさ評価等が不可欠です。● ハロゲンランプ、重水素ランプの分光放射照度校正サービス(但し所定の仕様を充たすもの)● 光源の放射量、放射パワーの波長密度、分光分布に関わる量の精密測定に関する技術相談●分光装置利用・評価に関する技術相談● スペクトルの異なる光源間の放射量、放射パワーの波長密度の比較に関する技術相談分光放射照度具現用の各種黒体と比較測定装置黒体放射のスペクトルと不確かさ、各種光源の評価● 研究拠点つくば中央376計測・計量標準分野第1会場S-21S-21

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