2012年研究カタログ
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■ 研究担当:堀部雅弘/岸川諒子 ■ 計測標準研究部門 電磁波計測科 高周波標準研究室■ 連携担当:石川純 国家計量標準にトレーサブルなEMC規格適合性判定研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●簡便な方法による導電性ノイズ試験用擬似電源回路網(LISN/AMN)のオンサイト評価 ●導電性ノイズ試験に用いるLISN/AMNのJCSS校正の体系整備 ●RF帯(9 kHz 以上)高周波インピーダンス標準のjcss校正の提供 機器から電源線へと放射される導電性ノイズの評価は、従来、電子情報機器や家電などが主な対象であったが、近年の省エネ化によりLED照明が普及し、そこからの導電性ノイズの評価が課題となっている。また、自動車産業でも電気自動車の普及に伴い、車内には強電・弱電が混在し、制御系の耐導電性ノイズ対策も課題となっている。それらに対して国際規格に適合した評価が求められていることから、導電性ノイズ試験の国際規格準拠、高精度化や試験結果の画一性保証のため、計量標準にトレーサブルで簡便なLISN/AMNの適合性評価・判定方法の確立を目指す。 LISN/AMNの校正には、ベクトルネットワークアナライザ(VNA)を用いるため、従来の方法ではVNAの評価が不可欠とされていた。しかし、VNAの評価には設備と知識が必須であり、試験現場での実施の障害となっていた。今回、LISN/AMNに関するCISPR 16-1-2規格を模擬する標準器群とそれらを用いたLISN/AMNの評価方法を開発し、簡便でかつ計量標準にトレーサブルなLISN/AMNの校正方法を開発した。さらに、これらの標準器群を用いると、導電性ノイズ試験時のLISN/AMN接地条件等のオンサイト評価も可能となり、その有効性も実証している。●ベクトルネットワークアナライザの不確かさ解析技術●高周波同軸変換アダプタの評価技術● EMC試験機器等のISO/IEC 17025認定校正に関する技術相談謝辞:本研究は、産総研戦略予算「東北・北関東公設研の復興および技術の高度化支援のための研究開発事業」、(一財)日本品質保証機構との共同研究、および林栄精器(株)の協力にて行われた。LISN/AMNのCISPR 16-1-2規格を模擬する標準器群LISN/AMNオンサイト評価(福島県ハイテクプラザ)● 研究拠点つくば中央373計測・計量標準分野第1会場S-18S-18

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