2012年研究カタログ
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■ 研究担当:藤木弘之/山田達司/坂本憲彦/昆盛太郎/天谷康孝/神代暁/佐々木仁/山森弘毅/山田隆宏 ■ 計測標準研究部門 電磁気計測科 電気標準第1研究室/他■ 連携担当:石川純 電気複合量リアルタイム・キャリブレーション装置の開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●計測器の複合量の校正をリアルタイム・キャリブレーション装置で一度に実現 ●計測器の校正機関への持ち運びが不要で、生産現場において校正がいつでも可能 ●装置自体の校正は長期間(5-10年)不要 品質管理、製品開発で利用されている電子計測器は、高精度化や高信頼性への要望が高まっています。また、製品のグローバル化、標準化も急速に進んでおり、電気製品を輸出する際には、製品を検査する計測器の信頼性が求められ、検査で用いる計測機器の国家標準へのトレーサビリティの確保が必要になってきています。このために、生産現場での校正の負担軽減を目的として、電圧・電流・電力などの電気複合量を一括して校正可能なリアルタイム・キャリブレーション装置を開発しました。 リアルタイム・キャリブレーション技術の開発では、超電導転移温度の高いジョセフソン素子の作製に成功したことで、液体ヘリウムを必要としない小型直流電圧標準装置を実現しました。また、交流電圧標準の基準となるサーマルコンバータ交直変換素子の薄膜化を達成し、校正装置内部に組み込むことに成功しました。電気標準の中でも特に環境に依存しないジョセフソン電圧標準と交直変換標準を内蔵することで、長期的な安定性を実現しています。これにより、校正も5年程度の長期にわたり不要となり、産業現場での校正業務の効率化が期待されます。●電力の精密測定●正確な電気信号の測定技術●交流電気標準各量の校正および評価技術● 特許出願情報:特願2010-079988 「高精度任意波形信号発生装置」謝辞:本研究は、経済産業省基準認証研究開発委託費 リアルタイム・キャリブレーション技術の研究開発により実施されたものです。リアルタイム・キャリブレーション技術の概要リアルタイム・キャリブレーション装置イントリンシック標準を常時参照・長期間校正不要・電圧・電流・電力と周波数の 複合量を広範囲に出力汎用機器のトレーサビリティ確保「品質管理」「性能評価」校正値の劣化防止デジタル回路(マルチプレクサ)薄膜型サーマルコンバータジョセフソン素子マイクロ波(周波数標準)Heater(NiCr)Thermocouple(Bi/Sb)PolyimideFilmOutput-HiOutput-LoInput-LoInput-HiAluminaFrameAINChip● 研究拠点つくば中央370計測・計量標準分野第1会場S-15S-15

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