2012年研究カタログ
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■ 研究担当:水島茂喜/上田和永 ■ 計測標準研究部門 力学計測科 質量力標準研究室■ 連携担当:石川純 重力加速度計測の国際整合性の確保研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●絶対重力計の国際比較への参加による重力加速度計測の国際整合性の確保 ●重錘に加わる重力を利用する力学系計測標準の信頼性確保 ●重力加速度計測の不確かさ評価方法の確立及び補正量の計算方法の確立 絶対重力計の国際比較への参加を通して、重力加速度計測の信頼性を確保することが本研究のねらいです。力学系の計測標準である、力標準、圧力標準、トルク標準の実現には、重錘に加わる重力を利用しているため、相対不確かさでおよそ10-6の水準の局地的な重力加速度値とその信頼性の評価を必要とします。また、現在、ワットバランス(電流天秤)を利用して質量単位「キログラム」を再定義しようとする試みが、各国の計測標準研究所で行われており、相対不確かさで2×10-8より良い信頼性をもった重力加速度値が必要とされています。 絶対重力計は、真空中を自由落下する落体の位置変化を光学干渉計で測定し、重力加速度を計測する装置です。産総研は、これまでに2001年、2005年、2009年の3回の絶対重力計の国際比較に参加しました。産総研の絶対重力計の測定値の偏りは、評価した拡張不確かさより小さく、これにより、国際整合性が確認できました。また、国内では、国土地理院が筑波山で主催している絶対重力計比較測定に2005年から参加しています。これにより、日本重力基準網の国際単位系へのトレーサビリティ確保に寄与しています。●重力基準点による重力計の校正絶対重力計の国際比較(ICAG-2009)の結果筑波山で実施している国内比較の結果FG5型絶対重力計の概略図真空容器落体箱落体コーナキューブ駆動モーター干渉計レーザイオンポンプAPD参照コーナキューブ中国日本フランススイスチェコオーストリア韓国台湾トルコカナダフィンランド絶対重力計の偏り/µGal1612840-4-8-12-16-20-24 平均値NMIJ5910590559005895589058855880200620052007200820092010201120122013(gー979 900 000)/µGal● 研究拠点つくば中央362計測・計量標準分野第1会場S-07S-07

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