2012年研究カタログ
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■ 研究担当:渡部司/堀口美央/藤本弘之 ■ 計測標準研究部門 長さ計測科 幾何標準研究室■ 連携担当:石川純 インテリジェントな機能をもつ高精度角度エンコーダ研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●国家標準器の角度校正機能を内蔵する自己校正機能付ロータリエンコーダ ●装置組込み状態でロータリエンコーダの校正を実現。不確かさ0.1秒 ●回転軸の「軸ぶれ」を検出する機能も有するインテリジェントなロータリエンコーダ ロータリエンコーダは、分度器のように回転円盤上に刻まれた目盛線を検出して角度位置を出力しています。しかし、その角度位置情報には目盛線のずれや回転軸の偏心等を要因とする角度偏差が含まれています。これまで角度偏差の低減方法として目盛盤や軸カップリングなどハードウェアの加工精度の向上による高精度化が図られてきました。産総研では、角度の自己校正法に基づくソフトウェアによるさらなる超高精度化技術を発展させることで、ものづくり技術を支える角度の計測と制御の高度化、および角度標準の確立とその普及を目指しています。 SelfA(自己校正機能付きロータリエンコーダ)は、国家標準器に採用されている等分割平均法の機能を内蔵したロータリエンコーダです。その構造は大変単純であり目盛スケールの周りにセンサヘッドを等角度間隔に複数個配置するだけです。この機能は角度目盛線の偏差ばかりでなく、これまでユーザーを悩ませていた「取付け軸偏心」や使用状態での温度変化による角度偏差を常時検出し補正できるばかりでなく、「軸ぶれ」の検出機能も有することから、角度偏差を定量的に評価したいさまざまな機器において実用化されています。●既存の回転テーブルの角度偏差の評価●ロータリエンコーダの高精度化●スピンドルの軸ぶれの解析●特許第3826207号「自己校正機能付き角度検出器」● 特許第4984269号「複合自己校正機能付き角度検出器」● 特許第4984268号「軸ぶれ計測方法及び軸ぶれ計測機能を具備した自己校正機能付き角度検出器」角度の国家標準器国家標準器の原理が内蔵されたSelfAエンコーダ● 研究拠点つくば中央360計測・計量標準分野第1会場S-05S-05

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