2012年研究カタログ
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■ 研究担当:鈴山智也/渡部謙一/和田雅人/奥田敦子/雨宮正樹 ■ 計測標準研究部門 時間周波数科 周波数システム研究室■ 連携担当:石川純 周波数標準比較/供給関連システムの開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●高信頼、高安定な時間周波数国家標準の実現 ●高精度な時間周波数標準信号間の位相比較システム ●長期に亘る高信頼な周波数遠隔校正サービスを提供 時間周波数国家標準UTC(NMIJ)は、日常的に世界の原子時計と比較され、協定世界時UTCからのずれを最小とするように運用されています。そのためには、衛星双方向技術をはじめとする時間周波数比較技術や複数原子時計間の位相比較システムの高精度化が必要です。これにより高信頼、高安定な時間周波数国家標準を実現します。このようにして得られた標準を用い、広く産業界へ周波数の遠隔校正サービスを提供しています。サービスの提供にあたっては、特に長期に亘り安定に供給する技術が大事になります。 高精度な時間周波数標準を連続的に発生し、原子時計間の比較を行うために、写真1に示すような周波数標準関連システムを開発し、我が国の時間周波数国家標準の高度化を進めています。その結果、UTC(NMIJ)のUTCに対する相対周波数は2年間で ±1.4×10-14 以内に維持されています(図1(a))。このようにして実現された高信頼、高安定な国家標準を用い、現在14ユーザに周波数遠隔校正サービスを提供しています。ユーザ端末、処理サーバ、電源系等の高信頼化により、図1(b)のように長期に亘り、不確かさの小さい遠隔校正サービスが実現されています。●時間周波数の比較や計測に関する技術●GPS衛星コモンビュー法に関する技術●周波数遠隔校正全般の基本技術●高精度周波数調整技術●超小型高速回路とその実装技術●衛星双方向時間周波数比較技術●光ファイバによる周波数標準の供給に関する技術写真1 周波数標準の計測/比較/調整関連システム図1 (a)UTC(NMIJ)及び(b)遠隔校正の長期特性(a)UTC(NMIJ) : 相対周波数偏差(b)遠隔校正 : 標準偏差標準偏差(σ)(fUTC(NMIJ)ーfutc)/futc[x10ー15]年月日(yyyy/m/d)● 研究拠点つくば中央358計測・計量標準分野第1会場S-03S-03

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