2012年研究カタログ
338/543

■ 研究担当:矢野智昭/笠島永吉/芦田極 ■ 先進製造プロセス研究部門 マイクロ加工システム研究グループ■ 連携担当:綾信博 球面モータ̶コンパクトな同心3軸アクチュエータ̶研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●1台で1軸モータ3台相当の動きをする球面モータを開発 ●正六面体正八面体を基本とする単純な構造で生産が容易 ●必要なモータの個数を減らして省資源・省エネルギーに貢献 1台で手首のような動きをする球面モータは、ロボットの関節駆動から宇宙船姿勢制御用リアクションホイールの直接駆動まで幅広い応用が考えられます。自動車の車輪駆動に用いるとステアリング機構が不要になります。提案する球面モータは正六面体と正八面体を基本とする単純な構造なので高生産性を有しています。1軸モータ3台を本モータ1台で置き換えることにより、多自由度システムの小型・軽量・高性能化と省エネルギー・省資源による地球温暖化ガスの大幅な削減を同時に達成できます。 球面モータを実用化するためには、球面モータの構造および寸法を最適化する設計・解析手法、ロータをスムーズに回転可能な支持機構、ロータの位置および出力トルクを検出するセンサ、センサ情報を用いてロータを任意の方向に駆動し、静止させる制御方法、高トルクが必要な用途に必須の減速機構、特性評価装置および評価方法の開発が必要になります。 これらの周辺要素を含め、独自のアイデアに基づいた球面モータと制御駆動システムを試作し、ロータを任意の姿勢にフィードバック制御することに成功しました。●球面モータ応用機器の開発● 球面モータ周辺要素技術(解析設計手法、センサ、支持機構、減速機、評価装置)の開発● 特許第4941986号 (2012/03/09)「多極球面ステッピングモータおよび多極球面ACサーボモータ」謝辞: 本研究の一部は、科研費特定領域研究(438-16078215)、科研費基盤A(24246032)の助成を受けたものです。正多面体を基本とする球面試作した球面モータと内部の構造● 研究拠点つくば東336ナノテクノロジー・材料・製造分野東会場N-79N-79

元のページ 

page 338

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です