2012年研究カタログ
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■ 研究担当:栗田恒雄 ■ 先進製造プロセス研究部門 マイクロ加工システム研究グル-プ■ 連携担当:市川直樹 レーザ電解複合マイクロ加工による微小医療用デバイス製造研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●レーザ加工と電解加工を複合し微細・高精度で効率的な加工を実現 ●同一レーザ光源で加工・計測を行い装置の高精度化と小型化を実現 ●小径ステント等を加工し従来はできなかった手術等への適用に期待 心臓外科、脳外科に応用される手術用カテーテル、ステント、及び小径、高柔軟性が要求される高密度電子回路検査用プローブ等の高付加価値デバイスに対するニーズは多いのですが、従来の機械加工法では加工力によって細管が変形する(逃げる)ため、直径300μm未満の細管へ微細複雑形状を加工することは困難でした。また、レーザ加工でも細管を精度良く保持することができず、目的とした加工形状を得ることが困難でした。これらの問題点を克服し、髪の毛レベルの極細管に自由形状を高能率、高精度、低環境負荷で加工できる製造システムを開発しています。 本研究で開発した「レーザ電解複合加工機」では、加工と同一のレーザ光源を用いて形状を計測できるため、計測位置と加工位置のずれがありません。加工対象物の回転中心のずれや傾きなどの保持誤差が生じても、誤差量をフィードバック補正することで常に正確な位置にレーザを照射できます。また、電解仕上げ加工を複合することにより、レーザ加工の問題点である熱影響層の除去と表面の平滑化が可能です。レーザ・電解複合加工機を用いて世界で初めて直径90μmの極細管に対して任意の複雑微細形状を加工することに成功しました。● 脳血管治療用カテーテル、ステント、ステントグラフトの開発●電子回路検査用プローブの開発●小径軸、管の微細加工●特許出願情報2008-040490(2008/02/21)「高精度レーザ加工およびレーザ・電解複合加工装置」レーザ電解複合加工機レーザ電解複合加工例● 研究拠点つくば東335ナノテクノロジー・材料・製造分野東会場N-78N-78

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