2012年研究カタログ
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■ 研究担当:村上敬/松崎邦男 ■ 先進製造プロセス研究部門 難加工材成形研究グル-プ■ 連携担当:市川直樹 しゅう動部材、耐酸化・耐腐食被覆に利用可能なコーティング技術の開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●添加剤無添加の油、エタノール、高温用しゅう動材料を開発 ●大気中1400℃まで耐酸化性に優れる合金を開発 ●パックセメンテーション法を用いた各種コーティングも開発 最近自動車から出る有害排気ガス、二酸化炭素排出量低減の目的で、硫黄、リン系添加剤を含まない潤滑油やエタノール中で低摩擦・低摩耗を示す材料が求められています。また高温で長時間使用できる金型用材料の開発も必須になってきています。この研究ではトライボケミカル反応や結晶構造等これまであまり着目されていない観点で、各種しゅう動材料を開発しています。さらに熱効率改善等の目的で高温大気中でも優れた耐酸化性を示す合金やパックセメンテーション法を用いたコーティング手法の開発も行っています。 この研究ではFe7Mo6基合金等がしゅう動中摩擦面に潤滑性被膜を形成し、硫黄、リン系添加剤を含まない潤滑油やエタノール中で低摩擦、低摩耗を示すことを明らかにしています(図1)。またSrSO4等が大気中室温~800℃で低摩擦を示し、高温用固体潤滑剤として有望であることを明らかにしています(図2)。さらに従来の金属材料が容易に酸化する1000℃以上の高温大気中でNb-Si-Al-Cr系合金が優れた耐酸化性を示すことを明らかにしており、これらの材料をコーティングとして利用するための技術も開発中です。● 金属・セラミックス基材料の摩擦・摩耗特性、高温耐酸化性評価●放電プラズマ焼結、コーティング等の材料創製● EDS-SEMによる組織・元素分析、DTA、高温硬度評価● 特許第4714922号 ( 2011/04/08 )「自己潤滑性複合材料及びその製造方法」など謝辞: 本研究は、科研費(23560177、20560142)などの助成を受けていたものです。図1 無添加PAO中のFe7Mo6基合金の摩擦特性図2 SrSO4含有複合材料の高温摩擦特性● 研究拠点つくば東332ナノテクノロジー・材料・製造分野東会場N-75N-75

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