2012年研究カタログ
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■ 研究担当:武仲能子 ■ ナノシステム研究部門 ソフトメカニクス研究グループ■ 連携担当:太田敏隆 光学部材として利用可能な金ナノロッドの合成・形状制御・分散化研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●形状自在制御と単分散化で拓く金ナノロッドの光学応用 ●高アスペクト比(50)と高収率(90%)を両立 ●界面活性剤水溶液中に生じるナノ構造を賢く利用 金ナノロッドとは、長さ数nm~数百nm、直径数nm~数十nm程度のサイズを持つ、金の一次元状結晶です。金ナノロッドはアスペクト比(AR)に比例するプラズモン吸収特性を持つため、AR~10以下の金ナノロッドは、医療プローブや化学センサーへの応用に向けて盛んに研究されています。またAR~20以上の金ナノロッドはナノギャップ電極や一分子を可視化する超高感度センサー、触媒基板、偏光素子への応用が期待されています。本研究では、用途に応じた形状の金ナノロッドを自在に合成し、金ナノロッドの応用化に向けた研究を進めています。 金ナノロッドは、界面活性剤水溶液中で自発的に生成します。界面活性剤水溶液は、温度、濃度、pHなどによって、様々な内部構造をとることが知られており、これらの内部構造を利用することで、我々は金ナノロッドの形状制御を可能にしてきました。また最近では、取扱いの難しかった高アスペクト比(AR~50)金ナノロッドの、水溶液中での単分散化にも成功しています。現在は、金ナノロッドの基板上への配列技術の開発と、偏光素子への応用をめざして研究を進めています。また表面修飾した機能性金ナノロッドの新機能創出も目指しています。●金ナノロッドの形状制御技術●金ナノロッドアレイの作製●高アスペクト比金ナノロッドの分散技術●金(110)面、(100)面の特異的な露出技術謝辞: 本研究の一部は、高エネルギー加速器研究機構の共用ビームラインBL15A, BL6A(課題番号2009G602, 2011G516, 2011G550)を用いて行われました。金ナノロッドの合成法と水溶液内での単分散化本研究における金ナノロッドの形状制御可能範囲● 研究拠点つくば中央319ナノテクノロジー・材料・製造分野第6会場N-62N-62

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