2012年研究カタログ
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■ 研究担当:高橋厚/藤谷忠博 ■ 環境化学技術研究部門 固体触媒グループ■ 連携担当:北本大 バイオエタノールからのオレフィン製造プロセスの開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●高選択性・高寿命の触媒開発 ●ベンチプラントの建設に向けた触媒反応プロセスの設計 ●バイオエタノールから一段でプロピレンに変換する製造プロセスの実証 日本の石油化学産業では、化成品原料の重要性はエチレンからプロピレンへシフトしているため、高効率なプロピレン合成技術が求められています。一方、地球環境の保全と有限な化学資源である石油の使用量軽減のため、従来の石油原料ではなく、再生可能なバイオマスを原料として化成品や燃料を製造するバイオリファイナリーが注目を集めています。そこで、我々は、石油を原料とするのではなく、再生可能な有機資源であるバイオエタノールを原料とする資源循環型のプロピレン生産技術の開発を目指しています。 バイオエタノールからプロピレンを合成するプロセスの設計・実用化に向けて、高性能な触媒の開発を行うとともに反応プロセスの設計に関する検討を行ってきました。これまでに、我々は、ZSM-5触媒が高いプロピレン合成活性を示すことを見いだし、さらに、リンを添加することで、大幅に耐久性を向上させることに成功しました。リン添加ZSM-5触媒を用いて、各種の動力学的データを取得し、シミュレーションによる装置設計を行い、反応器のスケールアップを行ってきました。現在、100 kg/dayのベンチプラントを建設中です。●多孔質材料の合成に関する技術●触媒反応のin-situ計測・分析技術● 特許出願情報 特願2008-180851(2008/07/11)「エタノールからの低級オレフィンの製造方法」、特願2009-264139(2009/11/19)「エタノールからのプロピレン製造方法」謝辞: 本研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「セルロース系バイオマスエタノールからプロピレンを製造するプロセス開発」により行われたものです。����������������������������������������������������������������������������プロセス開発に向けた触媒反応器のスケールアップ● 研究拠点つくば西29環境・エネルギー分野第5会場E-14E-14

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