2012年研究カタログ
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■ 研究担当:藤田賢一 ■ 環境化学技術研究部門 分子触媒グル-プ■ 連携担当:北本大 回収・再利用可能な固定化酸化オスミウム触媒研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●磁石に引き寄せ回収可能なマグネタイト固定化酸化オスミウム触媒 ●触媒の再利用も可能 ●ナノサイズ支持体への固定化に基づく良好な触媒活性 酸化オスミウム触媒はオレフィンのジヒドロキシル化反応に汎用され、これまでに濾過で回収可能な固相固定化酸化オスミウム触媒が各種報告されています。私達は簡便かつ迅速に触媒を回収するために、磁性ナノ粒子であるマグネタイト (Fe3O4) に酸化オスミウム活性種を固定化し、磁石に引き寄せられる固定化酸化オスミウム触媒を開発しました。本磁性酸化オスミウム触媒の利用により、ベンチスケールや工業スケールでの環境調和型ジヒドロキシル化反応の実現が期待されます。 本磁性酸化オスミウム触媒はオレフィンのジヒドロキシル化反応を促進し、反応終了後は、磁石を反応容器に近づけることにより触媒は引き寄せられますので、簡便かつ迅速に触媒は回収されます。 支持体のマグネタイトの一次粒子の粒径は 10-15 nm と小さく、そのため触媒活性も優れ、オレフィンに対し 2 mol% の触媒で反応は進行します。このナノ粒子での固定化に基づく良好な触媒活性は、従来の高分子固定化酸化オスミウム触媒には見られない、本磁性酸化オスミウム触媒ならではの特長といえるでしょう。●マグネタイト固定化酸化オスミウム触媒の量産化● 本磁性酸化オスミウム触媒の各種化学品製造プロセスへの適用● 特許出願情報2011-040484 (2011/02/25)「磁性ナノ粒子固定型オスミウム(VI)酸塩」、2012-047907 (2012/03/05)「磁性ナノ粒子固定型酸化オスミウム」マグネタイト固定化酸化オスミウム触媒とオレフィンのジヒドロキシル化反応 ● 研究拠点つくば中央28環境・エネルギー分野第5会場E-13E-13

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