2012年研究カタログ
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■ 研究担当:富永健一/今野英雄/今喜裕 ■ 環境化学技術研究部門 精密有機反応制御第3グループ■ 連携担当:北本大 環境共生型化学品合成プロセスの開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●セルロースから触媒反応により多種多様な有用化学品を合成 ●過酸化水素を酸化剤とする副生成物が水のみのクリーンな酸化反応 ●燐光型有機EL材料のクリーンな合成法 原油の枯渇や価格高騰への懸念が増す一方で、より高度な化学品が求められるようになっています。化学技術が地球環境保全と両立させつつ成長していくには、化学プロセスや製品に派生する環境負荷を低減し、汚染を未然に防止する、グリーンサステナブルケミストリー(GSC,環境共生化学)の技術体系を実現する必要があります。当グループは、循環型原料利用技術、低環境負荷型合成技術、高機能電子材料開発の三分野におけるGSCの推進に貢献しています。 植物の主要構成成分であるセルロースから高効率にレブリン酸を合成する新規な触媒反応を開発しました。レブリン酸は燃料や樹脂、機能性化学品等の基幹物質として期待されています。 酸化反応は合成化学の中で極めて重要な反応の一つです。我々が開発した過酸化水素による酸化反応は、反応のクリーン化と製品性能の高度化の両立が実現可能です。 有機ELの高効率化には燐光材料(イリジウム錯体)の利用が不可欠です。我々は燐光材料の低コスト化が可能な合成法を開発しました。●バイオマスの化学的変換による有用化学品合成●二酸化炭素利用反応の開発●クリーンな酸化剤による酸化反応●特開2011-001287「スチレンオキシドの製造方法」●特開2010-143861「レブリン酸エステルの製造方法」● 特開2004-238379ほか「オルトメタル化イリジウム錯体の製造方法」Na2WO4R4N+HSO4Na2WO4R4N+HSO4Pt(0)Na2WO4R4N+HSO4H2WO4NH2CH2PO3H2R4N+HSO4Na2WO4C6H5PO3H2R4N+HSO4Na2WO4[CH3(n-C8H17)3N]HSO4SO3HPSO3HPororH2O2+OOOOHOHOHHOOHHOO������������OROO● 研究拠点つくば中央27環境・エネルギー分野第5会場E-12E-12

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