2012年研究カタログ
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■ 研究担当:末森浩司/星野聰 ■ フレキシブルエレクトロニクス研究センター 表示機能デバイスチーム■ 連携担当:鈴木英一 研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●さまざまな形状に設置可能な、フレキシブル熱電変換素子 ●印刷法により、容易に大面積化が可能な熱電変換素子 ●ビスマスやテルル等の希少金属材料を用いない熱電変換素子 電気製品や工場、自動車などからの排熱、さらには体温など、環境中に放出される熱エネルギーを、熱電変換素子を用いて電力に変換し有効活用する、エネルギーハーベスティング技術の研究開発が注目を集めています。排熱発生部の形状や面積、価格に制約されない熱電変換素子を実現し、排熱を利用したエネルギーハーベスティングをより促進させるため、柔軟性を有し、テルル等の希少金属を使用せず、印刷法を用いて大面積製造が可能な新たな熱電変換素子を開発しました。 印刷法により形成が可能な熱電変換材料として、カーボンナノチューブ:ポリマー複合体材料が優れた性能を示すことを見出しました。複合体材料の印刷用インキ作製プロセスと印刷形成プロセスを高度化することで、高い熱起電力の発生能力と同時に高電気伝導性と低熱伝導性が担保され、熱電変換性能が大きく向上しました。 上記材料を用いて印刷法によりフィルム基板上に「フレキシブル熱電変換素子」を形成し、室温-体温程度の温度差でも発電することを実証しています。● カーボンナノチューブ:ポリマー複合体インク形成技術● フィルム基板上への、印刷法による、カーボンナノチューブ:ポリマー複合体熱電変換素子形成技術● 特許出願情報 特願2011-047954 (2011/03/04) 「熱電変換材料及び該材料を用いたフレキシブル熱電変換素子」印刷法により形成したフレキシブル熱電変換素子と(上)体温による熱起電圧発生の様子(下)印刷により作製したフィルム状の熱電変換素子● 研究拠点つくば中央251情報通信・エレクトロニクス分野第3会場I-86I-86

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