2012年研究カタログ
217/543

■ 研究担当:花岡悟一郎/縫田光司/SCHULDT Jacob/松田隆宏 ■ セキュアシステム研究部門 次世代セキュリティ研究グル-プ■ 連携担当: 鈴木英一 破られる暗号・破られない暗号研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●暗号・認証技術が安全とはどういうことか?何を示せば安全と言えるか? ●どうすれば多数の暗号・認証技術の安全性を比較/評価できるのか? ●暗号・認証技術を部品として用いる情報システムの数学的証明技法に基づく安全性評価 ネットワーク社会を安全に機能させるため今や必須の基礎技術である暗号・認証技術には、将来にわたる長期的な安全性が要求されます。しかし、計算技術の今後の進歩の度合いなど予想がつかない部分もあり、高い安全性を確実に保証する普遍的な手立ては知られていません。また一方で、安全性を十分吟味せずに暗号技術を利用することは非常に危険であり、可能な範囲で最大限の安全性の根拠づけが必要です。本研究では、暗号理論・情報理論・計算量理論・量子論などの様々な技術・知見を駆使し、そのような安全性評価技術の確立を目指します。 私たちの研究では、暗号・認証技術の安全性を数学的に証明するための手法の確立について取り組み、また、それらの手法を用いて、さまざまな暗号・認証技術の安全性評価を行っています。特に、そもそも暗号・認証技術が安全であるとは、どのような状態を指すのかを数学的に定義し、そのうえで、そのような安全性を証明可能とするための条件などを明らかにしています。さらに、さまざまな暗号・認証技術に関し、安全性上の問題点の指摘、もしくは、安全性の証明などを行うことで、利用者が安心してこれらの技術を利用できるようにします。●暗号・認証技術の安全な設計手法と高効率化 (図1)● 暗号技術を部品の一部として用いるシステムの安全性評価● その他さまざまな情報システムの設計における適切な暗号・認証技術の選定方法、および、個別システム向けの最適な暗号・認証技術の設計と安全性評価手法 (図2) (連携実績:産総研生命情報工学研究センターなど)図1 量子コンピュータに耐性を持つ共通鍵暗号の一構成図2 個別システム向けの暗号技術の設計● 研究拠点つくば中央215情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-50I-50

元のページ 

page 217

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です