2012年研究カタログ
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■ 研究担当:川手悦男 ■ 酸化物デバイスグループ■ 連携担当:小森和弘 マイクロレンズの光学特性評価のための散乱計の開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●デジタルカメラ等に多用されている微小光学素子の光学特性評価法の開発 ●物質からの散乱的な反射(透過)光の、配光と全反射率(全透過率)測定法の開発 ●1対の回転楕円体面鏡で構成されるオリジナルな光学測定評価装置の研究開発 デジタルカメラやDVD等の光学信号ピックアップ部分は、多くの微小なレンズ等の光学素子で構成されています。レンズを透過した光は一旦集光後拡散してしまうために、レンズ単体や、レンズ上のコート膜の光学特性評価は困難で、未だ実用化されていません。これは従来の光学系が、点光源から発生した光を再度一点に集光して計測しようとしているためです。本研究では、一点から拡散的に広がった光を、特定の面上に結像させる新しい光学系を考案し、これを産総研オリジナルの回転楕円体面鏡対で構成された光学系に組み込むことで実用化をめざしています。 光学素子の性能評価において、全反射率と全透過率を同じ測定精度で測定することは、その素子の光学損失を評価する上で重要です。これを、双回転楕円体面鏡からなる光学系で実現しました。次に、全反射率(全透過率)を拡散反射率(拡散透過率)と正反射率(正透過率)に分解する計測技術は、上記光学損失が、光散乱(拡散)によるものか光吸収によるものかを区別することを可能にします。この測定のためには、反射光(透過光)の空間配光分布を測定する必要があり、半球レンズ等からなる光学系を考案して、実現を目指しています。(ア) 連携可能な技術 ・双方向反射(透過)分布関数の測定法と評価 ・全反射率(全透過率)の測定法と評価 ・拡散反射(透過)率と正反射(透過)率の分離(イ) 知財 ・特許第3470267号「対称X型光学系」 ・ 特許第3637393号「入射角度可変の絶対反射率と絶対透過率測定光学系」 ・特願2011-050104「光学特性測定装置」半球レンズとファイバーテーパからなる集光系回転楕円体面鏡対からなる光学系● 研究拠点つくば中央211情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-46I-46

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