2012年研究カタログ
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■ 研究担当:金里雅敏/白井智宏/園田与理子/吉川佳広/有本英伸/古川祐光 ■ 電子光技術研究部門 分子フォトニクスデバイスグループ/光画像計測グループ■ 連携担当:小森 和弘 生体情報イメージング技術の開発研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●発光性金属錯体の開発と機能化 ●発光性金属錯体による生体成分の可視化 ●分光画像計測技術及び光波面の制御技術を駆使した生体情報イメージング 金属錯体は、金属イオンへの有機化合物等の配位により形成されています。金属イオンと配位子の組み合わせにより、その性質のコントロールが可能であることから、金属錯体特有の蛍光発光等、ユニークな特性が報告されています。我々は、赤色及び緑色の発光を示すユウロピウム及びテルビウムの金属錯体を開発して、その構造や特性を明らかにするとともに、生体成分の可視化技術への応用を進めています。また、分光画像計測技術や光波面の制御技術を駆使して、生体組織中の標的の高感度・高精度検出や機能情報の計測技術の確立に取り組んでいます。 生体情報イメージング技術の開発を目的に、ユウロピウム錯体及びテルビウム錯体を設計・合成しました。配位子の工夫により、生体中の水分子の影響による発光失活を抑えることが可能になりました。また最大吸収波長と最大発光波長との差が大きいことから、生体に含まれている蛍光物質との差別化も達成しました。我々は、1) 10%以上の発光量子収率、2) 1 ms 程度の発光寿命、3) 特定の生体成分と結合する官能基の導入、という設計指針を掲げて、条件を満たす金属錯体の開発を行うとともに、分光技術等を駆使して検出の高感度化を進めています。● 発光性金属錯体の設計・合成● 発光性金属錯体の機能評価● 分光画像計測技術、波面制御技術● 特許第4766316号「標的検出ナノセンサ用単分子膜」● 特許第4817309号「三脚型金属錯体からなる発光材料及び該発光材料を有する樹脂組成物」● 特許第5019446号「希土類金属錯体及びその製造方法並びにそれを用いたインク組成物」ユウロピウム錯体溶液と発光スペクトル生体組織の高感度計測と生体情報イメージング● 研究拠点つくば中央205情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-40I-40

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