2012年研究カタログ
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■ 研究担当:野里博和/坂無英徳/岩田昌也/岩田健司/高橋栄一/村川正宏 ■ 情報技術研究部門 スマートシステム研究グループ/サービスウェア研究グループ■ 連携担当:後藤真孝 実時間ガイドによる高度医療支援技術研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●検査時の医師の判断をサポートする高精度・高速な医療画像診断支援技術 ●検査画像の高速画像認識処理により実時間で病変部位を自動検出 ●産総研独自のパターン認識技術の採用により高い検出精度を実現 近年、医療分野のデジタル化が進み、様々な医療データが日々の診療で取得されています。しかし、それらは充分に活用されていないばかりか、膨大なデータの洪水に医師が溺れてしまい、医療の質の低下を招く恐れがあります。特に画像診断の分野では、撮影された画像の条件が一律でないこと、要求される迅速性などにより、コンピュータ解析による診断支援技術の活用は進んでいません。そこで産総研では、検査画像を高速に処理し、必要な診断支援情報を医師に提示する、実時間ガイドによる高度医療支援システムの実現を目指しています。 病理検査・超音波検査・内視鏡検査における検査画像を対象として、産総研独自のパターン認識技術による病変部位の自動検出技術の研究開発を行っています。検査中、リアルタイムに、検査画像を高速に処理し、その画像から抽出した特徴を解析して、病変の有無や悪性度などを識別し、医師の操作・診断・治療方針の決定を支援します。これまでに、病理画像のがん検出支援システム(図1)、乳腺超音波画像の腫瘤性病変検出技術(図2)、内視鏡画像の炎症度分類技術を開発しました。【連携可能な技術】●医用画像診断支援ソフトウェアに関する技術【関連知財】● 特許出願情報 WO2012/011579 「病理組織画像の領域分割画像データ作成システム及び病理組織画像の特徴抽出システム」● ソフトウェア H23PRO-1290 「画像識別ライブラリ」※他に、公開特許(1件)、ソフトウェア(1件)など謝辞: 本研究の一部は、科研費(若手研究(B):24700186)の助成を受けたものです。図1 パターン認識技術によるがん検出支援システム図2 乳腺超音波画像からの腫瘤性病変検出結果● 研究拠点つくば中央194情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-29I-29

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