2012年研究カタログ
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■ 研究担当:田中良夫 ■ 情報技術研究部門■ 連携担当:後藤真孝 スパコン利用を促進するミドルウェア研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●エクサスケールHPCアプリケーションの実装に適したプログラミングミドルウェアを開発 ●障害が不可避な大規模スパコン上で安定して実行を継続する耐障害性を容易に実装可能 ●階層的な並列性を持つアプリケーションを対象に、誰でも「お手軽HPC」を実現 世界最速のスパコンの性能は16.3PFlopsを達成し、2018~2020年にはExaFlops級の性能を達成すると想定されています。しかし、現在標準的に用いられている並列計算プログラミング手法のMPIでは、エクサスケール規模の大規模環境で長時間安定動作するアプリケーションの実装は困難です。本研究では、計算ノードの故障などの障害に対応し、エクサスケール高性能計算に必要な性質を備えた階層的な並列性をもつアプリケーション開発に適したプログラミング手法の確立とミドルウェアを開発し、スパコンの利用に適した潜在的なアプリケーションによるスパコンの利用を促進することで、科学技術および産業の発展に寄与します。 エクサスケールHPCアプリケーションには、(1)数千万規模の演算コアを用いる大規模並列性、(2)実行中に発生する異常を適切に検知して復旧し実行を継続する頑健性、(3)計算の要求に応じて使用する演算コア数を動的に増減する適応性、が求められます。本研究では、これらを実現するプログラミング手法と、ミドルウェアを開発しています。また、その有効性を実証し、実用化に結び付けるべく化学シミュレーションやTechnology CADを題材にした実証評価を行ないます。開発成果の産業界への技術移転を進め、実用化を目指します。● ナノテク、ライフサイエンスなど高性能計算アプリケーションの実装およびコンサルテーション。●産総研のスパコンを用いた高性能計算。階層的な並列性を持つアプリケーションの例● 研究拠点つくば中央190情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-25I-25

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