2012年研究カタログ
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■ 研究担当:佐宗晃 ■ 知能システム研究部門 スマートコミュニケーション研究グループ■ 連携担当:横井一仁 音響センサを用いた独居高齢者の見守りシステム研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財 ●超高齢社会を迎え、高齢者の自立生活支援技術の開発が喫緊の課題 ●プライバシ保護を目的に音響センサを用いた見守りシステムを構築 ●歩行音からの動線推定や転倒音などの異常音検知音響センサを開発 超高齢社会を迎えた日本において、独居高齢者が安心・安全に自立生活をできるように、情報通信技術を活用した見守りや生活支援の技術開発が急務となっています。見守りシステムの開発において、監視カメラの私的な生活環境への設置は、プライバシの問題を抱えるため困難となります。そこで音響センサを用いた見守りシステムの研究開発を進めています。歩行音からの動線推定、転倒音などの異常音検知、生活環境音認識などの機能を持った音響センサを開発しました。これらは、産業機器や生産ラインの異常を動作音から検知する音響センサとしても応用可能です。 断続的な歩行音の発生位置をマイクアレイで定位し、部屋内での動線をリアルタイムで確率的に推定するシステムを開発しました。動画像からの異常行動検知で有効性が示されているCHLACを音響信号に応用することで、多様な生活音が複数同時に発生する環境音から、悲鳴や転倒音など未知の異常音を検知する手法や、既知の生活環境音を頑健に認識する音響センサを開発しました。これらの音響センサを住宅内に設置し、更に各家電の使用状況なども含めて、独居高齢者の生活状況を家族が遠隔から見守ることのできるシステムを開発しています。●歩行音からの動線推定に関する技術(出願準備中)● 特許第4058521号(H19/12/28)「背景雑音歪みの補正処理およびそれを用いた音声認識システム」● 特願2009-249987(H21/10/30)「HLAC特徴抽出方法、異常検出方法」● 特許第4682344号「発声位置推定装置および電動車いす」謝辞: 本研究の一部は、科研費(20700471および22300203)の助成を受けたものです。マイクロフォンアレイと音響監視装置見守りシステムの概略● 研究拠点つくば中央176情報通信・エレクトロニクス分野第2会場I-11I-11

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