2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財生体の層構造を精密に模擬したファントム性能検査用ファントム● 近赤外波長域で光学的に生体を模擬したファントムの作製方法●ファントムの光学特性計測法● 特許第3268442号(2002/01/18)「光学ファントム及びその作製法」謝辞: 本研究の一部は、国際標準化開発事業「医用光生体計測に関する国際標準化」によって行われました。 生体組織は光を散乱・吸収する特性を持っています。この性質を光学的に模擬するため、ファントムはベースとなる透明樹脂に散乱体・吸収体を混入して作製します。ヒトの皮膚や頭部などは光学特性の異なる組織が層構造をなしているところから、層構造を持たせたり、局所的な光学特性変化を模擬したファントムや、装置性能検査を目的としたファントムなど各種のファントムを作製しています。 さらに、これらのファントムを用いた装置の性能評価方法を検討し、NIRS装置の安全確保・性能保証を目的とした国際標準化を進めています。 NIRS 装置は、近赤外光を利用して簡便に生体の酸素化状態の変化を計測できる装置として、主に日本で開発が進んでいる数少ない診断機器であり、脳の活性化部位を調べる脳機能計測や精神科診断補助、運動時の筋肉の酸素代謝計測など広い分野に応用されています。このNIRS装置の性能試験や解析プログラムの検証において、生体組織は個体差や非均質性等の問題があるため、光学的生体模擬試料(ファントム)が用いられています。本研究では,このファントムの開発を中心として、NIRS装置の安全確保・性能保証を目的とした標準化を進めています。 ●NIRS装置の性能評価・検証実験用ファントムの開発 ●ファントムの光学特性計測 ●NIRS装置の国際標準化■ 研究担当:谷川ゆかり ■ ヒューマンライフテクノロジー研究部門 医用計測技術グル-プ■ 連携担当:本間一弘 /池田喜一 NIRS装置用ファントムの開発と標準化● 研究拠点つくば東163ライフサイエンス分野東会場L-84L-84

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