2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財穿刺成功率とその自信度の内訳[%]穿刺補助装置の動作原理と硬膜外穿刺への応用例●針穿刺の手応えの人間工学的評価●穿刺補助装置プロトタイプの前臨床的評価●特許出願情報 特許登録4385118(2009/10/9)「穿針装置及び該穿針装置の針の動作状態の検出方法」,特開2011-147501(2011/8/4)「穿刺針刺入装置」謝辞: 本研究の一部は日本学術振興会、米国NIH、イタリアScuola Interpolitecnica di Dottorato の助成を受けて、米国Johns Hopkins University、産業技術総合研究所、イタリアPolitecnico di Milano により実施されました。 針の手応えは皮膚を切り開く力と皮膚との摩擦により決まります。針が組織を貫通した時に切開力は大きく減少しますが、摩擦力は変化しません。 本機器は切開力を摩擦力から分離し、切開抵抗だけを提示することで貫通を分かり易くします。針には内針が外針で覆われた二重針を用います。内針の側面を外針が覆うことで、摩擦力が内針にかかるのを妨げます。本機器が外針を押し、術者が内針を押すことで術者は切開力だけを感じることができます。 人間工学実験により、本機器を用いることで、貫通が分かり易くなることを検証しました。 注射は小さな傷で、簡便、安価に薬液を体内に入れたり、血液などを採取したりできるため、最も広く頻繁に行われている手技です。しかし、硬膜外麻酔など難しい注射においては、針の先端が目標に到達したか分かり難く、正確な注射には熟練が必要です。 そこで、本研究では針が組織を貫通するときの手応えに着目し、その手応えを分かり易く使用者に提示することで、正確な注射を助ける穿刺補助機器を開発しました。 ●注射時の針の手応えの変化を強調して提示 ●難しい注射において貫通の判定を容易に ●人間工学実験により貫通が分かり易くなったことを検証■ 研究担当:小関義彦 ■ ヒューマンライフテクノロジー研究部門 治療支援技術グループ■ 連携担当:本間一弘 /池田喜一 注射時の針の手応えを分かり易くする穿刺補助機器● 研究拠点つくば東162ライフサイエンス分野東会場L-83L-83

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