2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財������������������������������������������������������������������図2.ヒトiPS細胞の自動培養装置図1.ヒトiPS細胞やヒト間葉系幹細胞は不均一 本研究成果はiPS細胞のみならずES細胞及び間葉系幹細胞を規格化する上での効果的な指標となる遺伝子マーカーの同定です。それらはこれまでにない多くの幹細胞株を元に算出したものであり、汎用性も高く、ソフト化などの実用化の可能性は極めて高いと考えられます。謝辞: 本研究の一部は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「iPS細胞等幹細胞産業応用促進基盤技術開発」により行われたものです。 由来が異なる分化細胞から樹立された様々なヒト幹細胞の株間における性質の差やその差がもたらす特定の誘導法に対する感受性の違い等を明らかにするため、遺伝子発現、細胞表面糖鎖プロファイル、染色体核型解析、分化能やその特異性などの解析等に由来する大規模データをバイオインフォマティックスを駆使して解析し、良質のヒト幹細胞を評価するための細胞情報の整理を進めています。さらに、GMP基準に準拠したヒトiPS細胞の大量培養調製と保存の自動化システムの開発を川崎重工業等と共同で進めています。 iPS細胞は、大人の皮膚や血液細胞から人工的に作製できる幹細胞であり、倫理的な障壁が低く、免疫拒絶反応を回避できる有用な幹細胞源として期待されています。また、脂肪組織に存在する間葉系幹細胞も、骨、軟骨、脂肪、筋肉等への分化能を有する有用幹細胞です。しかし、これらの幹細胞の産業利用には、信頼性の高い幹細胞を評価・選別し品質管理方法を確立する必要があります。私たちは様々なヒト幹細胞を統合的に解析し、良質な幹細胞の評価解析方法を開発し、産業応用可能な信頼性の高いヒト幹細胞利用のための技術基盤を確立します。 ●ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)や間葉系幹細胞の評価技術を開発 ●ヒト幹細胞を評価・選別するため細胞情報の統合解析を推進 ●良質なヒト幹細胞の基準を明確化し、創薬・再生医療開発の加速化を推進■ 研究担当:栗崎晃/伊藤弓弦/浅島誠 ■ 幹細胞工学研究センター 幹細胞制御研究チーム/器官発生研究チーム■ 連携担当:鈴木理 /小高正人 産業応用に向けてのiPS細胞等幹細胞標準化● 研究拠点つくば中央158ライフサイエンス分野第6会場L-79L-79

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