2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財灌流培養チャンバーアレイチップ光細胞マニピュレーション●マイクロプロセスにおける細胞ハンドリング●光による細胞マニピュレーション● 特許第3975266号、「細胞培養装置、光応答性材料を用いた細胞培養基材とそれを用いた新規細胞培養方法」● 特許第4113954号、「細胞培養基材、及び該基材を使用した細胞分別方法、光応答性細胞培養基板を用いた細胞選抜技術」● 特許第4524399号、「温度・光応答性組成物及びこれから製造された細胞培養基材、新規な刺激(光・温度)応答性材料による細胞培養基材」 当チームでは、細胞アッセイの信頼性を向上させる鍵として、精密共培養および細胞培養の微小環境制御、の2点に着目しています。精密共培養については、光照射によって細胞接着性が変化する材料表面を開発し、それにより複数種の細胞を任意の2次元空間配置で培養することに成功しました。細胞培養の微小環境制御については、培養液を流しながら細胞を長期間培養できる灌流培養チャンバーを開発しました。さらに、チップ上で任意の薬剤濃度系列を調製できるグラジエントミキサーを開発し、これらを組み合わせて、IC50を自動的にアッセイできる細胞アレイチップを開発しました。 これらの技術は、幹細胞から目的とする細胞を効率的に分化誘導する際にも応用できます。 医薬品開発におけるリード化合物のスクリーニングではヒト由来細胞を用いたアッセイが導入されています。しかしながら現行技術では、評価結果が以降の前臨床評価や臨床治験と必ずしも対応せず、統計的な有意差判定のためのハイスループットアッセイが不可欠となり、結果的に新薬開発経費の高騰を招いています。このような背景から、信頼性が高い新しい細胞アッセイ技術への期待が世界中で高まっています。当チームでは、マイクロチップ上で培養環境を精密に制御しながら細胞を培養することにより体内に近い機能を発現させ、それによりリード化合物のアッセイを行う技術を開発しています。 ●ヒト由来細胞を用いたリード化合物のスクリーニング技術 ●マルチウェルプレートを用いた細胞アッセイの問題点を克服 ●ヒト幹細胞の効率的分化誘導条件探索への応用■ 研究担当:金森敏幸/須丸公雄/馬場照彦/高木俊之/杉浦慎治 ■ 幹細胞工学研究センター 医薬品アッセイデバイスチーム■ 連携担当:鈴木理 /小高正人 医薬品アッセイを目指した細胞ハンドリング技術● 研究拠点つくば中央157ライフサイエンス分野第6会場L-78L-78

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