2012年研究カタログ
154/543

研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財Daiyasu, Nemoto, Toh, Front. Microbiol., 3, 264 (2012)検出サイトの立体構造へのマッピング●構造・配列の統合アラインメント技術●機能差を決定するサイトの予測技術謝辞: 本研究の一部は、JST-BIRD データベースの高度化、特定領域「膜インターフェイス」、ターゲットタンパク及び基盤研究(C)の資金サポートのもとに進められました。本研究は、大安裕美博士(阪大)、根本航博士(東京電機大)との共同研究です。 遺伝子重複後に機能が変化すると、その機能差に関連するサイトの機能的制約が変わり、そのサイトのアミノ酸の置換傾向が変化します。機能の異なる相同タンパク質についてマルチプルアラインメントを作成し、各アラインメントサイトにおいて機能の異なるグループごとにアミノ酸組成を計算します。このアミノ酸組成は、置換傾向の差によって変化すると期待されますので、この組成の差をカルバック-ライブラー情報量で評価してやります。この方法を、ケモカイン受容体、ウイルス性受容体、デコイ受容体に適用し、その機能差に関与するサイトを検出しました。 タンパク質は、医学、薬学分野に加え、食品や環境など様々な分野で広く利用されており、ライフ関連産業の中心をになう分子です。タンパク質の機能を自由に設計できれば、その産業利用を大きく推進できます。しかし、私達のタンパク質の機能に関する理解は、望む機能を自由にデザインできる状態ではありません。一方、生物は進化の過程で遺伝子重複を介して、様々な機能を持つタンパク質を生み出しています。これら重複遺伝子にコードされるアミノ酸の配列比較から、それらの機能改変に関連するサイトの検出についての研究を紹介します。 ●タンパク質は医薬、食品、環境など様々な産業分野で利用 ●タンパク質機能の合理的な改変により産業利用を促進できる ●進化の過程でのタンパク質の機能分化から改変のヒントを得る■ 研究担当:藤博幸 ■ 生命情報工学研究センター■ 連携担当:広川貴次 /小高正人 重複タンパク質の機能分化関連サイトの検出● 研究拠点臨海副都心センター152ライフサイエンス分野第6会場L-73L-73

元のページ 

page 154

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です