2012年研究カタログ
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研究のポイント研究のねらい研究内容連携可能な技術・知財指導医と研修医は、互いの姿を見ながら同時並行で患者さんとそのモデルの手術操作を進めつつ研修を行う●身体技能の計測・解析・評価●人体模型開発に関する技術● 特許第4585997号 ( H22/09/10 )「手術用トレーニング装置」●特許第3845746号 ( H18/09/01 )「人体模型」謝辞: 本研究の一部は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「平成17年度産業技術研究助成事業」および(財)大川情報通信基金 2008年度研究助成により行われました。 産総研で開発された仮想的な鏡 “HyperMirror” (HM) インタフェースにより、指導者と学習者が隣同士にいるような合成映像を呈示できる遠隔指導システムを開発、2008年より筑波大学附属病院手術室 と CREILセンター医療技術ラボラトリとの間に構築しました。手術室で指導医が執刀する手術を見ながら、若手医師はその患者さんのモデルを手術して指導医を追いかけます。指導医は研修医の手術の様子を画面で確認しつつ指導します。2009年~2010年に2例の遠隔指導実験を実施し、出血への対応や手術室内の連携など、手術室でなければ得られないスキルを安全に疑似体験し研修できることを確認しました。 急速に高度化する医療機器は、使い方に習熟していないと危険なものも増えています。内視鏡手術手技の研修では、まずシミュレータで手術器具の使い方や手術の手順を勉強し、手術見学を経て、実際の医療現場でのOJT、すなわち指導医の指導を受けながら実際に執刀医として患者さんの手術に臨みます。しかし、良くできたシミュレータでも、本物に比べればやはり解剖構造が単純で、出血や緊急時の対応まではシミュレートできないなど、OJTとはかなりギャップがあるのが現実です。そこで、このギャップを埋める新しい手術手技遠隔指導システムを開発しています。 ●手術室のリアリティを感じつつ、手術中の患者のモデルで模擬手術体験 ●単純なシミュレータ教育とOn the Job Training (OJT)とのギャップを埋める新技術 ●合成の鏡像“HyperMirror”に映る自己像が、気づきと振返りを促進■ 研究担当:山下樹里 ■ ヒューマンライフテクノロジー研究部門 身体適応支援工学グループ■ 連携担当: 本間一弘 /池田喜一 手術室と研修ラボを結んだ高臨場感手術手技遠隔指導システム● 研究拠点つくば中央142ライフサイエンス分野第6会場L-63L-63

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